糟糠之妻 | ねぇ、マロン!

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おーい、天国にいる愛犬マロン!聞いてよ。
今日、こんなことがあったよ。
今も、うつ病と闘っているから見守ってね。
私がどんな人生を送ったか、伊知郎、紀理子、優理子が、いつか見てくれる良いな。

曽田歩美様に頼んでマロンの絵を描いていただきました。

糟糠之妻

 

読み方;そうこうのつま

 

意味;貧しいときから一緒に苦労を重ねてきた妻。「糟糠」は酒かすと米ぬか。貧しい食事の形容。「糟糠の妻は堂より下さず」とも常用される。貧しさを共にしてきた妻は、自分が富貴になっても大切にするという意。

出典;『後漢書』宋弘伝
 
故事;中国後漢の光武帝は、寡婦となった姉と家臣の宋弘を結婚させようとしたが、宋弘は「貧しいときに交わった友は忘れてはならず、貧しい生活を共にした妻は、正堂から下し棄てて離縁するようなことはしないと聞いております」と言って断った故事から。
 
用例1;亡妻は、糟糠の妻で、且つ、いろいろ、家庭的な面倒をかけているので、その死を迎えて、感想がないわけがない。<獅子文六・娘と私>
 
用例2;それは自分の糟糠の妻の如き好伴侶で、そいつと二人きりで侘びしく遊びたわむれているというのも、自分の生きている姿勢の一つだったかも知れない。〈太宰治・人間失格〉