春風駘蕩春風駘蕩 しゅんぷうたいとう 春の景色ののどかなさま。春風がそよそよと気持ちよく吹くさま。また、温和でのんびりとした人柄のたとえ。▽「駘蕩」は春ののどかなさま。のびのびしたさま。 句例;春風駘蕩たる趣がある 用例1;酒を愛し、郷人を愛し、いつも春風駘蕩といったような大人風な好々爺であったらしい。<吉川英治・忘れ残りの記> 用例2;僕は婦人に対してだけは、むかしから春風駘蕩派だからな。何をしたか君なんか知るものか。〈横光利一・旅愁〉