本会議質問するおぐり智恵子

 

区議会第2回定例会での質問と区長答弁を何回かに分けてご報告します。

 

 

その1 都区制度と区長の政治姿勢について

 

 長年の都区制度改革で、「特別区は身近な自治体として基本的な役割を担いつつ、広域自治体である東京都との特別な役割分担のもとに、相互に連携して東京大都市地域の行政に責任もつ」ことになっています。特別区は都知事の下請け機関ではありません。

 昨日から東京都知事選挙が告示されました。この都知事選をめぐり、5月末、都内の52人の自治体首長が、現職の小池百合子氏に出馬を要請したと報道され、その中に山本区長の名前もありました。中央区を代表する区長が、特定の候補者を支持し「出馬要請」することは、公正さを欠く行為ではないでしょうか。

 

 そこで質問します。なぜ出馬要請をすることになったのでしょうか。区長会会長から支援要請があったと伝えられていますが、こうした組織的な支援要請は公選法上も問題だと考えますがいかがですか。ご答弁ください。

 

〔区長答弁要旨〕

 先月の16日、区長会総会終了後、新宿区長から区長融資で小池都知事に出馬要請をする旨の提案がありました。築地市場跡地再開発をはじめとする区政の諸課題に対し、今後とも継続的な連携が必要と考え、私個人の政治的判断で賛同しました。

 なお、有権者に投票行動を直接働きかけることがない限り、公職選挙法の問題は生じないと認識しています。