江戸橋から日本橋郵便局を望む        小網町C街区にある建物

 

 

日本橋一丁目東地区市街地再開発事業

「計画の概要」 2021年6月 委員会資料より

 

日本橋一丁目東地区市街地再開発事業の組合設立認可申請に係る事業計画の縦覧が行われています。

【再開発区域は、日本橋郵便局とその周辺の日本橋1丁目から川を挟み、江戸橋でつないで本町1丁目、小網町の一部地域です】

 

期間:令和5年(2023年)12月14日(木曜日)から令和5年12月28日(木曜日)まで

(閉庁日を除く)午前9時から午後5時まで
縦覧場所:区役所5階地域整備課

 

●意見書の提出ができます

中央区HPより

「本事業に関係のある土地若しくはその土地に定着する物件について権利を有する者又は参加組合員は、東京都知事に意見書を提出することができます。ただし、都市計画において定められた事項については意見書を提出することはできません。」

 

意見書提出期間:令和5年12月14日(木曜日)から令和6年1月17日(水曜日)まで

 

詳しくは⇒中央区ホームページ/日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業に係る事業計画の公告・縦覧のお知らせ (chuo.lg.jp)

 

計画内容はこちらがわかりやすいです

日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 (skyskysky.net)

 

意見書は制限がありますが、ご意見のある方はぜひ提出ください

 

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この計画について、2021年(令和3年)12月の中央区都市計画審議会で審議しました。

私は、

●もともと日本橋1丁目東地区は首都高地下化の線形に全くかからない。日本橋川交流拠点を形成するというが、川にも面していない。C・D・E街区を入れることによって首都高地下化に「協力」するという名目が立つ。

首都高地下化を理由にしているが、巨大な再開発を行なうことが目的なのではないかと考える。

●計画容積率は全体で1530%、指定容積率の2.1倍。A街区(オフィス棟)は2090%、指定容積率の2.9倍という巨大なもの。本来指定容積率が600%~800%なのに、都市再生特別地区として2倍から3倍の計画を可能にし、立体道路制度も使って、高さ240mの事務所、225mの住宅をつくる計画。

国際水準の居住施設もつくり、国家戦略住宅整備としてさらに容積緩和の特例を受ける。こんなに巨大な延床面積の計画が必要なのか、事業計画は容認できない。

●CO2排出量は、 試算では年間約2万8090トンとのこと。

約3万トンのCO2 を森林で吸収しようとすると、(林野庁の試算で)東京ドーム4.7ヘクタールの740個分に当たる森林が必要。ゼロカーボンシティ宣言に逆行する計画となり、この点でも容認できない。

などの問題点を述べ、反対しました。

審議会では、賛成多数で可決されました。