21日の本会議での一般質問の内容紹介 その2 

新型コロナ感染症対策について ― 質問全文と答弁(要旨)は以下の通りです↓

 

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2.新型コロナ感染症対策について

 

 次に新型コロナウイルスの感染症対策について質問します。

 厚生労働省が9月8日発表した新型コロナウイルス感染症の定点把握調査では、新規感染者が5類感染症への移行(5月8日)後、3週間連続で最多を更新し続けており、初めて10万人を突破したとのことです。

 医療現場からは、入院先の調整が非常に困難になっているなど、深刻な実態を示す声が出されています。東京消防庁の週当たりの新型コロナウイルス陽性者を救急搬送した件数は、第7波のピークを越えました。

 しかし東京都は、コロナ患者等を受け入れる医療機関への支援金など、感染が拡大した時に実施するとしている事業をいまだに行っていない上、新型コロナ患者のために病床を確保した医療機関に支払う病床確保料も9月末で終了するとしています。

 また、厚労省は、現在全額を公費でまかなっているコロナ治療薬を、医療費の窓口負担の割合に応じて患者が負担するようにしたり、診療報酬上の特例や病床確保料といった医療機関への支援も縮小するとしています。 

 

 そこで質問します。

 第1に、中央区内での感染状況や、医療現場の状況についてお示しください。

 

 第2に、東京都に対し、感染拡大時の医療機関への支援金事業を直ちに実施するよう求め、高齢者・妊婦支援型宿泊療養施設を10月以降も継続するよう求める必要があると考えますが、いかがですか。

 

 第3に、国に対し、病床確保料の補助や、コロナの治療薬、入院費用の公費負担などを10月以降も縮小せず実施するよう求めるべきだと考えますがいかがですか。

 

 第4に、保険診療で検査を受ける際の患者負担分の公費負担と、感染不安のある方への無料のPCR検査を再開することを求めますがいかがですか。

それぞれお答えください。

 

区長答弁

 1)区内の5つの定点医療機関の1週間あたりの平均患者数は、8月21日~27日の週の「11・60」を最多に、28日~9月3日の週「11・20」、4日~10日「9・60」と減少している。医療現場の状況は、都のモニタリング報告によると入院患者数は、5月以降、9月4日の2782人を最多に減少し、9月11日には2353人となっている。区の入院調整は依頼数は月約7件、医療はひっ迫していないと考えられる。

 

 2)3)4)都は、9月14日に、医療機関への支援事業として、医療体制の整備などに対し、引き続き支援を行なう方針を発表している。

「病床確保量の補助、コロナの治療薬、入院費用の公費負担の縮小」「高齢者・妊婦支援型宿泊療養施設、保険診療で検査を受ける際の患者負担分の公費負担の廃止、感染不安のある方への無料のPCR検査の廃止」方針は、専門家会議で議論を重ねて、季節性インフルエンザ等の他の疾病との公平性を考慮して、決定されたと認識してしている。なので、都や国に要望することは考えていない。