築地大橋(記事とは関係ありません)

 

3月13日の予算特別委員会で、日本共産党中央区議団が提出した予算修正案が審議されました。

 

今回の修正案のポイントは、0歳~2歳の保育料の無償化を提案したことです。

新年度予算で、学校給食費とともに、3~5歳の保育園・こども園の給食副食費が無償化されることになり、3~5歳児の保育にかかる保護者負担はすべて無料となります。

ところが、0~2歳児は国の「幼児教育・保育の無償化」の対象ではないので、区立も私立認可保育所も保育料が徴収されています。

その保護者負担額が区の「収入」になり、金額は1年間の合計で、私立が5億円、区立で2億円になります。

修正案では、その保育料を無償とし、保護者負担をゼロにするというものです。

区は7億円の収入減となりますが、その補填を含め、マンション事業者への協力金収入を増やして補うという方法を提案しました。

 

中央区は通常マンション事業者に1戸当たり100万円の開発協力金を求めていますが

晴海選手村跡地の「晴海フラッグ」事業者に対して、板状棟住戸3,639戸分は「免除」しています。

理由は、「選手村仕様から通常の住戸仕様にリフォームするのに費用がかかり、事業者がたいへんだから」などと説明しますが、リフォーム工事の費用は東京都が負担するはずなので、遠慮はいらないと思います。

今回の修正案は、遠慮せず開発協力金を求め、36億円の収入を確保しようという提案です。

差し引きで収入が上回る分は、次年度以降の保育料無償化の継続に備え、基金に積み立てておくことにしました。

 

いろいろ考えて準備した修正案ですが、説明を含めわずか10分で審議が終了し、

採決の結果、賛成少数(提案者の奥村委員のみ!!)、他会派の反対で、修正案は否決されました。

残念です。

 

 

予算修正案の説明はコチラ↓