電動キックボード(写真は記事と関係ありません)

 

9月25日、中央区内マンション駐車場で電動キックボードを運転中の男性が車止めに衝突し転倒、頭を打って死亡する事故がありました。
電動キックボードは『原動機付自動車』の扱いで、本来はヘルメット着用が義務づけられています。
しかし、男性が乗っていたのは国の実証実験で認可を受けた事業者から貸し出されたもので、ヘルメット着用は任意とされ、着用していませんでした。

電動キックボードは2024年4月から『特定小型原動機付自転車』となり、「時速20キロ以内なら免許不要」「ヘルメット着用は任意」と、自転車と同じ扱いになります。
今年4月19日、こうした規制緩和を盛り込んだ改定道路交通法が賛成多数で成立したためです。日本共産党とれいわ新撰組は反対しました。

警察庁は当初「電動キックボードと自転車とは異なる危険性がある」と発言していたのに、事業者から「外国人の利用を進めるには免許不要」「ヘルメットの着用は任意」とするよう要望を受けて規制緩和した経緯があります。
海外では爆発的に普及し、接触事故などの多発や車いすの通行を妨げる無秩序な駐車が問題になり、規制強化に乗り出しています。
日本でも見直しが必要です。

(中央区日本共産党後援会ニュースより)