中央清掃工場の煙突
11月28日、区議会環境建設委員会で、付託議案の審議が行われました。
付託議案(第79号)は1件のみ。
「中央区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例」案です。
私は、日本共産党区議団の意見を述べ、反対しました。
この条例案は、廃棄物の排出者に対する受益者負担の見直しに伴い、廃棄物処理手数料の額を改定するためと説明されています。
改定内容は、手数料原価と手数料との乖離を解消することを目的として、
廃棄物処理手数料をキロ当たり40円を6円、15%もの値上げで46円に、
有料ごみ処理券を10リットル当たり11円引上げ87円に改定するとしています。
反対する第1の理由は、長引くコロナ禍や急激な物価高騰で苦境に立たされている区民や中小企業、商店に負担増となるからです。
第2に、収集運搬分については、本来、各区で決定すべきですが、23区で同額の値上げとなり、各区の自主性と減量の努力による経費の削減などが反映されません。
第3に、ごみ処理原価には全ての処理処分経費を反映させ、設備プラント更新等の減価償却費や償却利子も含めているため、ごみの量は減っているのに、ごみ処理原価は年々上がっています。
第4に、ごみ問題の解決のためには、出たごみをいかに処分するかではなく、発生源で減らす抜本的な改革が必要ですが、中央区では、ごみ量全体に占める事業系ごみ量は87%に上り、再利用率も低下しています。ごみの減量、リサイクルへの重点的な取り組みが急務です。
全文は→議案第79号 中央区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例に対する反対意見 (jcpchuo-kugidan.jp)