中央区が実行委員会形式で行なってきた「東京湾大華火祭」は、東京オリンピックパラリンピックの決定後、2015年を最後に休止しています。

東京大会がおわり、晴海選手村跡地のマンションに2024年に入所が始まります。

 

これまで、晴海地区を主会場として行われてきた「東京湾大華火祭」。

晴海地区の開発が進む中で、もし再開する場合、観覧会場や警備計画、必要経費などがどうなるかについて、基礎調査が6月30日から8月31日まで行われ、その結果が、11月4日の区民文教委員会で報告されました。

 

調査結果としては、

1 全観覧会場の収容人数 約149,000人 (前回169,000人)

2 晴海主会場の収容人数  約32,000人 (前回 42,000人)

3 経費は約7億9,800万円         (前回 4億2,800万円)

 

東京湾大華火祭については、他の花火大会に比べて、警備などに多額の費用がかかり、一晩で4億円使ってきたので、私たち区議団は、2~3年に1回にするなど、開催方法の改善を求めてきました。

今回の基礎調査によると、経費がこれまでの倍近く、8億円もかかるという試算が出されています。あまりに費用がかかりすぎるのではないでしょうか。

 

区は今後の方向性として、会場計画面からは再開は可能だが、令和5年(2023年)度の実施は困難。

財源確保をめざしつつ、引き続き再開に向けた検討を進める、としています。

「再開ありき」でなく、きちんとした検討が必要だと考えます。

 

委員会資料「基礎調査結果概要」↓