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原爆ドーム(2014年おぐり撮影)

 

8月6日、広島に原爆が投下されて77年、広島市主催の平和記念式典、原水爆禁止2022年世界大会ヒロシマデー集会が開かれました。

 

平和祈念式典で、松井一実広島市長が「平和宣言」を行い、「核兵器による抑止力なくして平和は維持できないという考えは、これまでの戦争体験から、核兵器のない平和な世界の実現を目指すこととした人類の決意にそむく」と核抑止力論をきっぱり否定し、日本政府に、核兵器禁止条約締結国になるよう強く求めました。

 

一方、岸田文雄首相のあいさつでは、核兵器禁止条約については一言もふれられませんでした。

被爆国日本、被爆地広島出身の首相なのに核兵器禁止条約に背を向ける姿勢に怒りを禁じ得ません。

 

 

ヒロシマデー集会はオンラインで視聴しました(写真上)。

集会では最後に、核兵器の使用も威嚇も許さず、核保有国に核軍備撤廃義務の履行を求める共同を呼びかける「広島宣言」を採択しました。

「核兵器のない平和で公正な世界」の実現にむけた今後の帰趨を決するのは、諸国民の世論と運動ーこの呼びかけに応えて、力を合わせましょう。