6月30日、中央区議会第2回定例会最終日、議案の採決が行われました。

日本共産党区議団は、3議案に反対。

そのうちの区道の廃止の議案について報告します。

 

議案第51号 特別区道の路線の廃止及び変更について

これは、八重洲2丁目中地区第1種市街地再開発の区域内にある特別区道の路線を廃止するための議案です。

 

2017年委員会資料より↑

 

第2回定例会議案関連資料↓

 

 

八重洲2丁目中地区市街地再開発事業は、平成29年(2017年)5月24日の中央区都市計画審議会で審議され、同年9月に都市計画決定され、4年後の2021年10月、三井不動産などを中心に再開発組合が設立されました。敷地面積約2万㎡の区域に、地上46階・地下4階、高さ約240m 延べ床42万㎡の巨大オフィスビルを建設する計画です。東京駅前の2地区と地下で連結させたバスターミナルを整備し、この開発で7バース、3地区合計で20バース整備するとしています。

 

2017年5月の中央区都市計画審議会で、日本共産党は「同意率が7割と低く、計画に反対する意見書も提出されていること、都市再生への貢献として指定容積率800%であるものが1670%に上乗せされていること、海外からヒト、モノ、カネを集中させようとする国家戦略特区の問題点、風環境の問題などを指摘し、反対しました。

 

今回提出された「議案第51号」は、この再開発計画の進捗に伴い、区民の共通の財産である区道を廃止する議案であるため、認めることはできません。

しかも、今現在もこの地域で再開発事業に反対している地権者がいるのに、きちんとした説明もなく区道を廃止する手続きを進めることは、同意していない地権者、強制執行のような不安を与えることになり、問題だと考えます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

日本共産党区議団は、環境建設委員会で、上記の意見を表明して反対しました。

本会議で私たち2名と子どもを守る会1名が反対しましたが、賛成多数で可決、区道の廃止が決定されました。