日本橋に設置された五輪モニュメント
今年のトピックスといえば、東京オリンピック・パラリンピック。
新型コロナの感染拡大の中で、東京五輪の「中止」を求めていたので、選手の活躍に拍手をおくるものの、大会そのものを歓迎できない気持ちのままですが、年末に、大会組織委員会から開催経費について発表があり、改めて、その莫大な経費に驚きと怒りの気持ちがわいてきます。
12月22日のNHKニュースでは・・・・
「東京オリンピック・パラリンピックの開催経費について、大会組織委員会は現時点で1兆4530億円となり予算をおよそ2000億円下回る見通しだと発表しました。
経費の負担は組織委員会と、東京都、国の3者が分担することになっていますが、新たな経費負担は生じない見通しです。」と報じました。
東京五輪・パラ 開催経費は1兆4530億円 予算を下回る見通し | 東京オリンピック・パラリンピック 大会運営 | NHKニュース
12月24日のしんぶん赤旗では・・・・
「今夏の東京五輪・パラリンピックについて大会組織委員会は２２日、最終的な開催経費が１兆４５３０億円となる見通しを発表しました。このうち８１８７億円を開催都市の東京都と国が負担。経費の総額は、招致段階で試算した７３４０億円の約２倍に膨らみました。新型コロナウイルスの感染拡大により多くの国民が苦しむ中で開催された大会に、巨額の費用が投じられたことになります。」と報じています。
東京五輪に１兆４５３０億円/招致段階試算の２倍/組織委発表 (jcp.or.jp)
一方では大会経費が節減できたように聞こえ、実際には招致時の資産の２倍もお金をかけている・・・「物は言いよう」だなあと感じます。
何にどれだけ経費がかかったのか、しっかり検証して、国民にきちんと説明をしてほしいと思います。
そして、五輪大会のあり方自体をそもそもから問い直すことが求められると感じています。
私たち区議団は、選手村があった中央区でも、五輪関係経費や大会運営などについて、しっかりと検証することを求めています。