本会議質問の報告 第3弾は消費税増税と景気対策についてです。

 

 

 

◆おぐり智恵子の質問

 

消費税増税と景気対策について質問します。

 

昨年10~12月期の実質国内総生産(GDP)が年率換算でマイナス6・3%、家計最終消費も同マイナス11・5%の大幅減となりました。

 

中央区景気動向調査では、消費税増税後の昨年12月の調査結果で、「現状のDIは前回調査から0.5ポイント上昇して38.8となり、先行きのDIは前回調査と変わらず横ばいで44.9となっています。

前回調査からDIが上昇しているものもありますが、景気の判断は、現状も先行きも50に届かない、つまり景気が「悪い」傾向が続いています。

 

そこで質問します。

①中央区でも景気悪化は深刻だと考えますが、いかがですか。

②全国的にも深刻な景気悪化の原因は、消費税率の10%への増税だと考えますが、いかがですか。

③景気回復のため、先ずは消費税を5%に減税するよう国に求める考えはありませんか。それぞれ見解をお示し下さい。

 

さらに現在、新型肺炎の影響で、各種イベントの中止など、幅広い経済活動に深刻な影響が広がっています。

④飲食・観光・運輸など、区内中小企業・小規模企業への影響を把握し、融資や助成をはじめとした支援を強化することが必要です。中央区として、どのような支援策をお考えですか。ご答弁ください。 

 

◆山本区長の答弁(要旨)

 

①現在の景気状況に関しては、様々な要因により、全国的に厳しさを増していると認識

②その原因については単に消費税率の引き上げのみではないと考える

③消費税率の引き下げについては、財源、社会保障の負担のあり方など、国が自らの責任のもとで議論すべき

④新型コロナウイルスによる区内への影響は、既にさまざまな形で把握に努めている。

今後、国や都の動向を注視しながら、必要な対策を講じる