築地市場「跡地」=1/11おぐり撮影

 

2018年10月に移転となった築地市場は、建物を全部解体し、今年7月の東京2020大会の車両基地として利用することになっています。

機能的にも文化的にも貴重な扇形の仲卸棟もすべて解体されてしまいました。

 

2018年8月撮影

 

小池都知事は、大会後の「活用」について、「築地まちづくり方針」を昨年の3月に公表し、国際会議場やホテルなどをふくめた「創発MICE」機能をもつ国際的な交流拠点をつくる構想をたてています。

 

 

全体の完成までは20年以上かかる見込みとしていますが、「第0段階」として、場外市場の隅田川側、上図のゲートゾーンの川沿いの船着場周辺エリアを、今年中には開発事業者を公募して決め、建物の整備などに着手しようとしています。

 

 

築地「跡地」の活用については、パブリックコメントでも様々な意見が出され、大規模再開発ではなく、緑地や公園をつくってほしいという意見も寄せられています。

 

豊洲市場の建物は、もともと市場機能上の問題をもつ建物でしたが、開場して1年3カ月で、新たに土地の沈下の影響とみられる亀裂が各所で生まれているといわれています。

築地で再整備をという声も上がっています。

 

大会後どんどん開発に着手というシナリオを描いて、都知事選挙に臨もうとしている小池都政。

都知事を替えて、都民のための「築地まちづくり」に転換させたいものです。