本日11月1日のカウントダウンボード

 

2020年東京五輪のマラソンと競歩の開催地問題が、札幌市への変更で決着しました。

 

国際オリンピック委員会(IOC)の1016突然の開催地変更発表から、猛暑の時期に開催する東京2020オリンピック競技大会のあり方を含めて、議論が再燃しましたが、本日、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、東京五輪・パラリンピック組織委員会、政府の4者協議で、札幌開催が決まりました。

 

私は、東京大会の立候補ファイルに、「温暖でアスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」と書かれていた「偽り」の表現がそもそも問題だったと、先の本会議質問でも指摘。

今年も大変な猛暑になり、暑さ指数が「運動は原則中止」に該当した日は、オリンピック期間17日間のうち、14日間にものぼりました。

「こんな猛暑のなかで競技や観戦ができるのか」「熱中症にならないか」とだれもが心配になりますが、暑さ対策からいえば、東京より札幌の方がいいと思います。

 

しかし、もともと2020年オリンピック競技大会を、7月15日から8月31日までの間に開催することを決めたのはIOCです。

米国放送局による放送権料のためだとされており、オリンピックが商業主義にかたよっていること自体が問題だと思います。

マラソンの開催地だけ変更するのでなく、開催時期の変更も含めて、検討すべきではないでしょうか。

 

東京オリンピックなのに札幌?、マラソンなら沿道で応援できると楽しみにしていたのにという声、暑さ対策にかけた費用は無駄になる?、それでなくても経費がふくれあがっているのに札幌開催のための経費はどうする?・・・どちらにしても問題だらけの2020大会。

この際、開催を返上したらと思ってしまいます。