3月23日、築地女将さん会&守ろう!築地市場パレード実行委員会の「どうする?!豊洲 どうなる?!築地」報告集会に参加しました。

会場は豊洲市場講堂。私は豊洲市場開場後、初めて施設内に入りましたが、飲食店は長蛇の列。たいへんな人出でした。

 

 

報告集会で、はじめにあいさつした山口タイ・女将さん会会長は、築地市場で商売を続けたいという思いで、小池百合子知事に移転をやめてほしいと訴えてきたが、知事が移転を強行したことは残念でならないと話し、これからも築地女将さん会は名称を変えず運動を続けたいと述べました。

 

中澤誠・東中労委員長は、2006年に東中労として本格的に反対運動をはじめ、水産仲卸の人が中心になって結成した「市場を考える会」を中心に、1500人が参加した移転反対のデモを行ってきた、13年には市民団体と「守ろう!築地市場パレード実行委員会」を発足し、パレードやシンポジウムなどを行ない、経営者の団体と労組、市民団体、一般の市民と一緒に運動を広げてきたことは画期的なことだったと報告しました。

 

また豊洲市場は、土壌汚染が残ったままであり、床の積載荷重不足で2tのフォークリフトに、800㎏までしか荷物を積まないようにと注意書きがあったり、交通アクセスも悪く、施設内の物流動線も劣悪で、業者や労働者に大変な負担をしいて、辛うじて運営されていることを告発。黒い粉じん、交通事故の多発、駐車場不足など山積する問題を解決するよう都に求め、これからも卸売市場を国民のものにしていくために、新たな運動を始めたいと述べました。

 

 

宇都宮健児・元日弁連会長は、以前フランスの記者から取材を受け、「築地市場を撤去することは、パリのエッフェル塔を撤去するのと同じことだ。なぜこんなことをするのか」と指摘されたことが忘れられないと述べました。

 

豊洲に来るとき環状2号線を始めて通りましたが、建築学的にも価値の高い水産仲卸棟の解体工事が行われているのを目撃。

なぜこんなことがまかり通るのか、残念でなりません。