今日10日、企画総務委員会で請願の審査が行われました。

 

提出された請願は

■請願第6号「東京・横田基地へのCV22オスプレイ配備撤回と飛行訓練中止を求める請願」

■請願第7号「日米地位協定の抜本改定を求める請願」の2件。

2件とも、本日の委員会では「継続審査」となりました。

 

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以下、請願の全文を紹介します。

 

■請願第6号「東京・横田基地へのCV22オスプレイ配備撤回と飛行訓練中止を求める請願」

(請願主旨)

中央区議会として、左記の事項を日本政府に求めていただきたい。

一、東京・横田基地へのCV22オスプレイの配備を撤回すること

二、夜間・低空飛行など危険なオスプレイの飛行・訓練を中止すること

 

(請願理由)

 二〇一八年十月一日、東京の横田基地に米空軍の特殊作戦機であるCV22オスプレイ五機が正式配備されました。CV22オスプレイは、暗殺や拉致、拠点破壊などの特殊作戦を担う特殊作戦部隊を敵地まで運ぶため、低空飛行や夜間訓練を行います。これらは墜落や事故につながる危険な訓練であり、海兵隊が使用しているMV22オスプレイよりも事故率が高くなっています。沖縄ではMV22が訓練中に墜落し、小学校の校庭に窓枠を落下させるなど重大事故が起こり、飛行停止を求める声も上がっています。

 横田基地の三キロメートル圏内には小中学校だけでも三十校以上あり、周辺には五十万人が暮らしています。今後十機が配備されれば、危険な訓練がますます多くなります。また、騒音もひどく低周波など人体に影響を及ぼす耳には聞こえない振動も撤き散らしています。MV22が訓練している沖縄県伊江島では、牧畜の牛が流産するなどの被害が出ています。騒音を撒き散らし、安全を脅かすCV22の配備と訓練は認められません。

 またCV22オスプレイは既に首都圏全域を無通告で飛行しており、区民にとっても重大な問題です。

中央区民の生命と安全を守る観点から、CV22オスプレイの配備撤回と飛行・訓練中止を日本政府に対し求めてください。

 

 

■請願第7号「日米地位協定の抜本改定を求める請願」

(請願主旨)

中央区議会として、左記の事項を日本政府に求めていただきたい。

一、日米地位協定の抜本的改定を行うこと

 

(請願理由)

 全国知事会は今年七月二十七日、札幌市で開いた会議で、日米地位協定の抜本改定を含む「米軍基地負担に関する提言」を全会一致で採択しました。全国知事会が日米地位協定の改定について提言するのは初めてのことであり、画期的なことです。

 提言では、米軍機による低空飛行訓練等について「国の責任で騒音測定器を増やすなど必要な実態調査を行うとともに、訓練ルートや訓練が行われる時期について速やかな事前情報提供」を求める、「日米地位協定を抜本的に見直し、航空法や環境法令などの国内法を原則として米軍にも適用させること、事件・事故時の自治体職員の迅速かつ円滑な立ち入りの保障などを明記すること」、さらに「基地の整理・縮小・返還」の促進を求めています。

 日米地位協定は一九六〇年に締結されてから、日本政府が改定を提起したことがなく、他国との比較においても異常なほど不平等なものです。

 全国知事会の文書採択以後、これを受けて各自治体での意見書採択が行われ、和歌山県、宮崎県、長野県、北海道の四道県議会を含め十六自治体に上っています。

 中央区議会として日米地位協定の抜本的改定に取り組むよう政府に求める意見書を採択していただくことを要請します。

 

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紹介議員の趣旨説明などについては、また後日お知らせします