晴海から見た豊洲市場(7/29撮影)

 

東京都が築地市場の移転先とする豊洲新市場の開場認可申請を農水省に行ったことを受け、8月3日、日本共産党の笠井亮、宮本徹の両衆院議員、吉良よし子、山添拓の両参院議員、曽根はじめ都議団長、尾崎あや子都議が、農水省に開場を認可しないよう求めました。

 

笠井亮議員は、2007年の当時の福田内閣への質問主意書への答弁書で、国が都に対し、食の安全性や信頼の確保のため万全の対策をとるとともに「消費者等に対して対策の内容等について十分な説明を行い、その理解を得るよう求めている」としたことを指摘しました。「マスコミの世論調査でも4割が豊洲新市場に安心できないと答えている。都が答弁書の通りにやってきたのかが問われる。国は都に毅然(きぜん)とした態度で臨むべきだ」と迫りました。

 

農水省食料産業局食品流通課卸売市場室の武田裕紀室長は、現在も答弁書の立場は変わっていないと回答したとのことです。

 

(写真)農水省から聴き取りを行う(左から)笠井、吉良、山添、宮本、

曽根、尾崎の各氏ら=3日、国会内(しんぶん赤旗8/4)

 

 

福田内閣の時の答弁書の内容に照らして厳格に審査すれば、安全性の面でも、消費者の理解の面でも「認可」できる状態ではないと確信します。

道理ある審査を期待したい。