4月27日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(朝鮮民主主義人民共和国国務委員長)は南北首脳会談を行い、「完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現することを確認した」とする「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名しました。

 

日本共産党の志位和夫委員長は同日、南北首脳会談について、談話を発表。

「板門店宣言」は、朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和体制の構築に向けた大きな前進であり、日本共産党はそれを心から歓迎します―と表明しました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-28/2018042801_02_1.html

 

 

28日、日本橋地域で宣伝。南北首脳会談と「板門店宣言」

を歓迎する志位委員長の談話を紹介しました。

 

 

「板門店宣言」は、朝鮮戦争の年内終戦を明記しました。

朝鮮戦争は、65年たった現在も「休戦中」だということが驚きですが、年内に「終戦」を迎えることができれば、北東アジアの平和体制づくりへ大きく前進することになります。

 

1953年7月に国連軍(米軍)、中国、北朝鮮の間で交わされた休戦協定が平和協定に移行すれば、朝鮮戦争を通じて形作られた日米安保体制をはじめ、日本の外交・安全保障政策は根本的な見直しを求められることになります。

 

日本から朝鮮半島への「出撃態勢」は現在も維持され、朝鮮国連軍地位協定第5条に基づき、横田、座間、横須賀、佐世保、嘉手納、普天間、ホワイトビーチが「国連軍基地」に指定されているということです。

しかし、朝鮮戦争が終結すれば、こうした出撃態勢は不要になり、北朝鮮の脅威を想定した軍事戦略は大転換を迫られます。

詳しくは「しんぶん赤旗」4/29→http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-29/2018042901_02_1.html