新年度予算で、「日本橋」上空の首都高速道路地下化に向けて、地元区として検討を進める予算が計上されています。
23日の総括質疑で、私はこの問題を取り上げ、地元では地下化反対の声がある中で、撤去について十分な検討なしに、地下化ありきで周辺の再開発を同時に進めようとしている区の姿勢を批判しました。
日本橋上空にかかる首都高速道路
この問題では、 中央区名誉区民であり、名橋「日本橋」保存会の副会長をされている細田安兵衛氏も「日本橋に首都高いらない」と語っています (日経電子版2017/9/11)。
「工期も工費もものすごくかかる」「3環状(圏央道・外環道・中央環状線)ができれば都心環状線は不要」「車社会の見直し 水運の活用」など大変重要な指摘をされています。
私はこの記事も紹介して、以前は中央区も「地下化」については、「日本橋だけ埋めるのでも5,000億円かかる・・・つくりかえもあるだろうけれども、撤去という方向もあるだろう」と両方検討していたはずなのに、今や莫大な工事費がかかる「地下化」一本で進めようとしているのは問題だと指摘しました。
東京外郭環状道路を作るのに1m1億円といわれてきましたが、日本橋で地下化すると、3キロで5000億円、1m作るのに1億7000万円にもなる計算です。
調査委託するというなら 撤去について影響検証などを調査し、真剣に検討するよう求めました。
周辺の再開発を進め、高速道路の地下化を図る計画を中央区が作成