25日、日本共産党演説会がおこなわれました。
私は、共謀罪、築地、都議選の状況などについて発言。
あと1か月となった都議選必勝めざし頑張ります。
 
演説会で、ほその真理予定候補への支持を訴えるおぐり智恵子

 

 

【私の演説原稿】

みなさんこんばんは

日本共産党中央区議会議員のおぐり智恵子です。本日は日本共産党演説会にご来場いただきありがとうございます。

都議会議員選挙がいよいよ30日後に始まります。この中央区では、35歳のほその真理予定候補をぜひ都議会に押し上げていただけますよう、まず始めにお願いを申し上げます。

 

みなさん、おととい23日、衆議院本会議で、自民・公明・維新が「共謀罪」法案を強行採決しました。政府は「テロ対策」のためという説明していますが、もともと法案の原案に「テロ」という言葉もなかったもので、「テロ対策」を口実に、実際に犯罪がおこなわれていないのに「内心」つまり心の中を取り締まるとんでもない法案です。

「一般人は関係ない」「監視社会をもたらすものではない」と政府は繰り返しますが、警察権力の思惑で「一般人」が起訴される事件がここ中央区で、私たちの目の前で起きました。2004年、晴海に住む国家公務員の男性が休日に職場から離れた自宅のまわりで政党ビラを配布したことを国家公務員法違反に問われた事件です。最高裁で無罪が確定していますが、起訴の対象になったのが3日間のビラ配布だったのに、29日間にわたり、捜査員のべ171人、少なくとも4台の車、6台のビデオカメラによって尾行し、行動を盗撮されました。本人だけでなく、本人と接触した人がビデオに撮られ、監視され、プライバシーが大きく侵害された実例です。

共謀罪はこうした警察の活動をもっと拡大するもので、国民を監視し、プライバシーを侵害する、表現の自由を制限することにつながります。

安倍首相が憲法9条に自衛隊を明記すると打ち出した中で、「戦争する国」づくりと深く結びついた「国民監視社会」づくり。これを許さない声と運動をさらに広げていきましょう。共謀罪法案はなんとしても廃案にさせましょう。日本共産党は、みなさんと力をあわせ廃案に全力をあげます。

来月行われる都議会議員選挙は、安倍政権の暴走をストップさせる重要な機会です。

今度の都議選で日本共産党をさらに大きくしていただくことが、その最も大きな力となります。ここ中央区ではほその真理予定候補に、みなさんのご支援、ご協力をお願いいたします。

 

みなさん、今度の都議会選挙の大争点は築地市場の豊洲への移転問題です。

私たち日本共産党は、1999年、石原氏が都知事に就任し、築地市場の現在地再整備から移転へと大きく舵をきった当初から、移転断固反対、現在地での再整備をと一貫して取り組んできました。

しかし、これは、当初、日本共産党だけの主張ではありませんでした。

石原都知事が豊洲への移転を発表した当時は、自民党・公明党など区議会の全会派一致で、中央区長も地域も関係団体も上げて「移転に断固反対」の立場だったのです。数寄屋橋の街頭で区長先頭に10万筆の移転反対の署名を集め、石原都知事に提出しました。

今年3月、百条委員会で再び脚光を浴びた当時副知事濱渦氏が、2001年7月、東京ガスの土地を購入する交渉をした直後、区長を訪問して移転への協力を要請しましたが、その8月に、「断固反対する会」は「築地市場再整備に関する声明」を発表しています。

その内容をご紹介します。「移転候補地は、生鮮食料品を扱う市場とは相いれない土壌汚染という重大な問題を抱えており、消費者の不安は容易にはぬぐえない。」「揺るぎない築地市場の優位性を無視し、具体性のないまま移転を推し進めることは、地域に混乱と不信を増加させ、先人の努力の積み重ねによって築き上げられてきた歴史や文化を冒とくするものであり、到底都民の理解を得られるものではない。」こういう内容で都に厳しく抗議しました。

 区長と区議会、市場関係者と区民が一つになって、道理にたって「移転に断固反対」したのです。

 

しかしその後どうなったでしょうか。日本共産党は、移転反対を鮮明にしたこの「声明」の立場を堅持し続けていますが、2006年、「都知事は強引だから、移転後を見据えた対応を」と「断固反対」の旗を降ろしてしまいました。環境基準の4万3千倍ものベンゼンが検出されても、対策工事を行うから大丈夫だと、自民党も公明党も、移転を推進してきました。

そもそも土壌汚染の深刻は場所にわざわざ生鮮市場を移転するという計画自体が間違いです。だからこんなにお金をかけても時間をかけても解決しないのではないでしょうか。無理が通れば道理が引っ込む・・・で進められてきた豊洲移転、道理の通る解決が必要です。それは、移転をキッパリ中止して、現在地で再整備するという原点にしっかり立つことではないでしょうか。

今度の都議選は、築地の跡地を手に入れて再開発したい財界・ゼネコンの意を受けた自民党や公明党対日本共産党の対決です。道理の通る都政に改革していくために、日本共産党を伸ばしてください。

 

都知事選挙の中央区での立候補状況は、現在のところ、4年前の都議選でみんなの党から出て今回は自民党公認となった現区議会議員、自民党から無所属になった現職都議、維新の会の新人候補と、日本共産党のほその真理さん。一人区に有力候補が名乗りを上げています。自民党は築地ネガティブキャンペーンを繰り返し、豊洲への移転を推進、維新の会も「直ちに移転」を公約しています。

都民ファーストの候補者は今のところわかりませんが、公約では豊洲問題を「総合的に判断」として態度を明確にしない無責任な態度です。

食の安全・安心を守り、都政を前に進める願いはほその真理予定候補にお寄せください。

ほその真理予定候補は1981年生まれ、現在35歳。名前の通り真理を追究する行動派で、街頭で夜遅くまで青年の実態を聞き取り、8時間働けば普通に暮らせる社会をつくろうと若い人たちと運動してきたがんばりやです。ぜひ都議会に送り出していただけますよう、回りの方にも広げてください。よろしくお願いします。