11月19日、中央区が築地場外に整備したにぎわい施設「築地魚河岸」がプレオープン。

施設の屋上のイベントスペースで、オープニングセレモニーが行われました。

 

テープカットのセレモニー         晴海通り側の入り口

「食のプロに支持されることをめざした水産物と青果物」を販売する店舗

 

 

18日に小池都知事が記者会見で、築地市場の豊洲新市場への移転について、来年夏ごろに判断すると表明しました。

移転する場合のスケジュールとして

▽2017年冬~18年春  ▽18年冬~19年春

の2通りを示しましたが、移転が白紙撤回される可能性も否定しませんでした。

 

「築地魚河岸」施設について、中央区は「築地市場移転の延期に伴い、『豊洲移転後も築地のにぎわいを守る』という当初のコンセプトに齟齬は生じるものの、移転日の目途が立たないことから、プレオープンとして開業。・・・築地市場移転に関する東京都の方針が出された後に、改めて正式開業日を決定」するとしています。

 

移転の2週間前にオープンする予定だった「築地魚河岸」を、移転時期が決まっていない中でプレオープンすることに決めたため、区は出店店舗の家賃を4か月分免除することにし、その分約6000万円家賃収入が入りません。

中央区にも具体的な「損失」が生まれ、先行きの見通しが立たない移転問題。

土壌汚染問題が解消されない豊洲新市場への移転は「無理」だと思いますが、知事はどういう判断をするのでしょうか。