今日、地域の党支部の会議で、「世界一貧しい大統領」のことが話題になりました。

本日のしんぶん赤旗の「潮流」でも紹介されています。

「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領(80)が日本を初訪問しています。かねて経済発展を遂げた働き者の国に興味があると話していました。“世界一貧しい~”の由来は質素な暮らしぶりから。給料の大半を貧しい人たちのために寄付し、公邸には住まず郊外の農場で妻と畑を耕す日々。仕事には愛車の古びたワーゲンを運転して向かいました▼その称号について彼は誤解があるといいます。貧しい人とは、無限に欲があり、いくらあっても満足しない人のこと。少しのモノで満足して生きている自分は質素なだけで、貧しくはないと▼世界中から注目を浴びたのは4年前の国連演説。地球環境を話し合う場で大量生産、大量消費の社会を正面から批判しました。物質的な豊かさだけが人間の幸せか、危機の原因は私たちが目指してきた幸せの中身や生き方にあるのではないか―。各国代表の心をつかんだ演説は日本でも絵本に▼来日会見で私たちには戦争を終わらせる義務があると話したムヒカさん。安倍政権が強行した戦争法についても「憲法の解釈を変えるということは、日本が先走って大きな過ちを犯していると思う」▼大統領就任のとき、変えてくれるものは何もない。変えていくのは君たちだ、と国民に訴えました。ひと握りではなく、地球上のみんなが幸福であってこそ、と問いかけてきた前大統領。それは今の私たちにも。日本人はほんとうに幸せですか?(4/9「潮流」)


安倍政権が強行した戦争法について「憲法の解釈を変えるということは、日本が先走って大きな過ちを犯していると思う」ときっぱりと話す姿勢に感動を覚えます。


会議では、「物質的な豊かさだけが幸せではないというのはその通りだと思うけど、貧しくても心の持ちようで幸せになれるというのとはちょっと違うのではないか」「これだけ豊かな国なのに、格差と貧困が広がっていることも考える必要があるのでは」「富が1%の人に集中していることに、もっと怒りを持つべきだと思う」「日本の貧困は政治の貧困だととらえて、政治を変える運動にしていくことが大事じゃないか」などなど、いろいろな意見が出されました。

「ひと握りではなく、地球上のみんなが幸福であってこそ」、今の政治が、国民の幸福のためでなく、財界・大企業の利益を最大限確保するためにと動いている、これを変えていくのは国民の力だ・・・とこもごも考えた会議でした。


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