1月22日に、12月に行った中央区景気動向調査の結果が公表されました。


中央区内における12 月の現状判断DIは合計で44.4 と、前回調査から5.6 ポイント低下している。景気の先行き判断DIは合計で48.0 と前回調査から1.0 ポイント低下している。


「調査概要」では、まとめとして

今回の調査では、現状判断DIは家計動向関連、企業動向関連とも軒並み低下し、先行き判断DIは企業動向関連はやや上昇したものの家計動向関連は低下した。これまで続いてきたインバウンド需要も勢いがなくなってきたとする見方も出てきており、全体的に区内景気は芳しくない状況である。引き続き、政府の緊急経済対策や為替レートの動向を注視していく必要がある。

―としています。

http://www.city.chuo.lg.jp/sigoto/keikidoko/keikidoukou.files/27.12kekkanituite.pdf

http://www.city.chuo.lg.jp/sigoto/keikidoko/keikidoukou.files/27.12kohyo.pdf



安倍首相は、アベノミクスの「成果」を強調していますが、中央区の調査にも現れているように、実体経済はよくなっていない、アベノミクスは破綻していると言えると思います。


日銀は29日、「マイナス金利」政策の導入を決め、金融機関が日銀当座預金に必要分を超えて新たに預け入れる際の金利(付利)を現行の0・1%からマイナス0・1%に引き下げました。預けた側が利子を払うことになるのが「マイナス金利」です。


日本共産党の小池晃政策委員長は29日の記者会見で、「マイナス金利政策は市中に資金が回ることを期待してのことだと思うが、問題は市中に需要がないことだ」と指摘し、今回の事態について、「(安倍晋三首相は)デフレ脱却したと言ったのに、これでは自ら脱却してないと証明するもの。いくら金融政策でいろんな細工をしてもうまくいくはずがない」「(日銀総裁が)バズーカを撃っても空砲に終わっている」と述べています。


日本経済再建ために、国民の所得・消費を増やし、貧困と格差を是正する政策へ抜本的に切り替えることが必要です。



160129
近所の梅も咲き始めました