23日、「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」主催の緊急勉強会『原っぱ組の岡目八目・・・新国立競技場二案をどう読むか』に参加しました。
前日の22日、2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の新整備計画は、建築家の隈研吾(くまけんご)氏(61)、大成建設、梓設計のグループによるA案に決まりました。
勉強会では、A案、B案どちらがいいかということではなく、「なぜ設計コンペをするのか」「どんなスタジアムをつくろうとしているのか」「46案から選ばれたザハ案が『白紙撤回』となり、新たな2案から選考するというプロセスはどうだったのか」など、根本的なことから問題提起がされました。
整備費用も1500億円と、前の案よりも低減されたように見えますが、ロンドン五輪のメーンスタジアムは650億円だったことを考えてもあまりに巨額です。
五輪後の利用計画や維持管理費用の問題もあります。
A案に決まったとはいえ、新国立競技場計画のこれまでのプロセスを考えると、日本の「民主主義ってなんだ?」という疑問が沸いてきました。
左に見える丸い屋根が絵画館、右手の平たい屋根が東京体育館