東京都は築地市場を「移転」、来年11月に豊洲新市場開場を計画していますが、仲卸業者の約9割が「築地で営業したい」と考えていることが、市民団体のアンケート調査でわかりました。


「守ろう!築地市場パレード実行委員会」が3月3日、記者会見で発表したアンケート調査で、業者の約4割、254件の回答が集まり、仲卸業者の約8割が,都の土壌汚染対策を信用していない、7割が「土壌汚染の除去の確認が終わるまで建設工事を中断すべき」と回答していることがわかりました。

また、新市場の施設に業者の意見が反映されていないという意見が寄せられていることも紹介されています。

市民団体のみなさんは記者会見で、「業者にも豊洲移転はプラスにならない」「都は移転を白紙撤回していただきたい」と訴えています。


アンケートの結果
150305


日刊食料新聞によると豊洲新市場の駐車スペースが大幅に不足していること、当初予定していた「車両誘導システム」構想も行き詰まり、これらの問題をどう整理して行くのかすら、全く決まっていないとのことです。


具体的になればなるほど問題が山積の豊洲新市場。

私は、先の区議会一般質問でもこの問題を取り上げましたが、「築地市場の現在値での再整備のために、あらゆる可能性を追求していくこと」を中央区にも求めていきたいと思います。




築地市場





しんぶん赤旗3/5より