25日に行われた中央区議会オリンピック・パラリンピック対策特別委員会で、晴海将来ビジョン(案)と、東京都が発表した選手村モデルプランについて報告がありました。


中央区は今年2月に「晴海地区将来ビジョン検討委員会」を設立、「2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の選手村が整備されることを契機に大会後の魅力あるまちづくりに結びつける」ことを目的として議論を重ね、「晴海地区将来ビジョン」を策定しました。



全文は⇒http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/press/puresuheisei26/141226press.files/harumi-bijon.pdf


「今後は選手村整備計画や当該地域の開発に関する上位計画である『豊洲・晴海開発整備計画』に本ビジョンが反映されるよう、都と協議していく」としていますが、晴海の選手村の建物は民間事業者に「丸なげ」して整備する予定であり、どこまで中央区の意見が反映されるのかが大きな課題です。


都は、「多様な人々が交流し、快適に暮らせるまちづくりをめざす」として、大会終了後の選手村予定地の基本的な考え方を、「選手村 大会終了後における住宅棟のモデルプラン」を発表しました。

 「選手村 大会終了後における住宅棟のモデルプラン」


2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村の住宅棟は、選手の宿泊施設として一時使用した後に住居等として利用。
整備手法は、市街地再開発事業における特定建築者制度(施設建築物の建築等を施行者に代わり、民間事業者等に実施させることができる制度)を導入するとしています。

 

民間事業者の採算を考えて、オリンピック後に50階建ての超高層マンションを建設するというプランになっており、6000戸の住宅を供給する計画。
こんなにたくさんの住宅が必要なのか大いに疑問です。