小渕優子経産相と松島みどり法相が20日、自身の「政治とカネ」をめぐる疑惑で追及を受けていた問題でそろって閣僚を辞任。

安倍政権が改造の目玉とした「女性活躍」を象徴する女性閣僚がダブルで辞任するという事態となりました。


女性も大臣に登用され、政治の世界で活躍できることは大事なことですが、旧態依然とした体質から「政治とカネ」をめぐる問題で辞任に追い込まれるということでは、いっそう失望感を与えるものです。辞任して終わりということでなく、「観劇会」をめぐる疑惑などの全容を解明する責任を果たしてもらいたいです。


日本共産党の山下芳生書記局長は20日午後、国会内で記者会見し、小渕優子経済産業相と松島みどり法相の辞任について、「『女性が輝く』として5人の閣僚が登用されたが、2人が1カ月半で辞任せざるを得なくなった。他の3人も靖国参拝など歴史逆行の問題行動をとるなど、輝くどころか、国民に失望を与える結果になっている。安倍総理の任命責任は非常に重い」と述べました。

http://www.jcp.or.jp/web_mov/2014/10/post-1475.html



私は、鉄鋼会社で働いていたころ、女性はいつまでたっても「女の子」と呼ばれ、男性社員の補助的な仕事しかさせられない現実に、男女雇用機会均等法があっても、男女の賃金格差、昇進・昇格の差別的な扱いを受ける理不尽さを実感しましたが、4半世紀たっても、事態はよくなるどころか、女性労働者の賃金は非正規も含むと男性の半分にすぎない状況です。


21日、日本共産党は「女性への差別を解決し、男女が共に活躍できる社会を」という政策提言を発表し、「安倍政権の『女性の活躍』論」に対する対案を示しました。しんぶん赤旗10・22に全文が掲載されています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-10-22/2014102205_01_0.html


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