今日から10月。9月29日から臨時国会が始まっていますが、中央区議会では今日から決算特別委員会が行われ、2013年度の決算について16日まで審議されます。


昨日の「しんぶん赤旗」では、ワーキングプア(年収200万円以下の働く貧困層)の増加が報じられています。


「しんぶん赤旗」9/30付より・・・

2013年に民間企業で働いた労働者のうち年収200万円以下のワーキングプア(働く貧困層)が1100万人を超えたことが国税庁の民間給与実態統計調査(26日発表)でわかりました。1119万9000人でした。安倍晋三内閣発足1年で30万人増えました。

図


 

また、このうち年収100万円以下の労働者は421万5000人です。

年収200万円以下の層が1000万人を超えるのは8年連続。15年前の1998年と比べると1・4倍の増加です。全体に占める比率は24・1%。98年の17・5%から大幅に高まっています。

過去15年間で比較すると、給与階級の中位にある年収400万円超800万円以下の労働者は10%減。いわゆる「中間層」が減り、低賃金の層が増えました。

安倍政権は「働き方改革」と称して「限定正社員」など非正規雇用をさらに拡大する政策を打ち出しています。これを実行すればワーキングプアがいっそう増えるのは必至です。

・・・


先日NHK「老後破産」という番組を見ました。ひとり暮らし高齢者が全国で600万人。そのうち年収が120万円以下が46%で、生活保護基準より低い年金だけで生活している高齢者の実態を伝えていました。


憲法25条にある「生存権」:①すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。②国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない

―に照らして、国や自治体の責任を問うていきたいと思います。




区役所前で 9/23撮影