26日、共産党の地域支部の会議で、「しんぶん赤旗」に掲載された記事が話題になりました。

21日付の「生涯賃金 非正規雇用は1億円少ない」という記事です。

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非正規雇用で働き続けた場合の生涯賃金は、正規雇用に比べて1億円以上少なくなります。厚生労働省が2月に発表した2013年の「賃金構造基本統計調査」から本紙が試算しました。安倍晋三政権は、「常用雇用の代替禁止」などの大原則をなくす労働者派遣法改悪案を今国会に提出しています。非正規雇用を際限なく増やす同法改悪が、賃金水準全体をいっそう押し下げ、貧困を拡大する無謀な政策であることは、この試算結果からも明らかです。


グラフ:年齢階層別平均年収

若い世代では正規雇用と非正規雇用の賃金格差はそれほど大きくありません。20~24歳の場合、非正規雇用の平均年収は228万7000円で正規雇用308万8000円の74・1%です。

しかし、年齢を重ねるにつれて正規雇用の賃金が上がるのに対し、非正規雇用ではほとんど変動しないため、格差が広がります。50~54歳の年収は正規雇用631万4000円に対し、非正規雇用267万9000円と、半分以下にすぎません。

このデータをもとに20~64歳で得られる賃金を計算すると、正規雇用で2億2432万円、非正規雇用では1億2104万円となり、その差は1億328万円となります。

なお、非正規雇用の平均年収のピークは60~64歳です。これは60歳で定年を迎えた正規雇用労働者が非正規雇用で再雇用されたために平均年収が引き上がったことが最大の要因です。そのため、実際に非正規雇用で働き続けてきた場合の生涯賃金はさらに低くなると考えられます。

(しんぶん赤旗4/21)


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支部会議では、非正規労働者が増えている中、労働者の現在のくらしも老後の生活も苦しめる政治を変えていかなくては、と話し合いました。