年金生活の方々から「物価は上がっているのに年金が減った」「今でも少ない年金が減らされ、どうやって生活していったらいいのか」という怒りの声が寄せられています。

高齢者の命綱となっている公的年金が、12月13日振り込みの10月分と11月分から削減され、通知を見て驚いた方も多いと思います。

物価下落を口実に2015年までに2・5%、1兆3000億円減らす計画の第1弾となる1%削減で、基礎年金で年間2万円(満額支給の場合、月額6万5千円)もの削減を行うというものです。
政府はこれまでの「物価下落」を理由にしていますが、物価算定には税金や社会保険料の負担増などは含まれないなど生活実態を反映したものではありません。生活苦に拍車をかけ、内需をますます冷えこませるだけです。
年金者組合は来年1月31日、全国47都道府県でいっせいに不服審査請求を行う予定です。冨田浩康委員長は「10万人の審査請求をめざしています。憲法25条が保障する生存権を形がい化する安倍政権を包囲し、高齢者も若者も将来に希望を持ち、安心して暮らしていける年金制度の確立を求めていきたい」と話しています。(しんぶん赤旗12/20)

中央区年金者組合でも不服審査請求を取り組んでいます。あきらめずに声を上げましょう。

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銀杏稲荷神社