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「モラハラ夫」と出会うまでの話を書いていますのでしばらくお付き合いください。
入社3年目もたくさんの後輩が入社してきて、相変わらずOJTのリーダーとして後輩の指導をしてたので、また後輩たちと仲良くなりました。
遠距離恋愛をして6年以上が経過したA君。
6年も付き合っているんだから結婚するならA君だよね
と思いつつ色々なことを考えていました
相変らず月1回のペースで会っていましたが、既に6年が経過していたので1ケ月ぶりに会ってもそれほどときめかないし、嬉しいという気持ちもあまり無くなってきました。もちろん嬉しいですが、やはり喜びの度合いが違って来ました
そして経済的負担を考えると毎月東京へ行くことも、徐々にわざわざ行くことに対して後ろ向きになってきていました
この時既に24歳。私は結婚に対しての焦りを強く感じ始めていました
しかしすでに6年以上付き合っているA君には前述通り何のときめきも無ければ新鮮味もありません
そしてそんな気持ちなのに、A君と結婚したら東京へ行って生活することになります。
地元に帰ってきて2年。家に帰れば食事の支度が出来ている、家事はしなくていい、貯金も出来ると言う状況に満足していたので、もう
東京に戻りたい
という気持ちは無くなっていました
元々東京の人の多さや電車の混雑具合等、私は東京に対して住みにくさを感じていました。大学4年間東京で過ごしましたが、遊ぶところはたくさんあるし若いころ住むのは楽しくていいけど、私にとっては東京を満喫するためには4年間あれば十分でした。元々東京に住んでいる方は思わないと思いますし、東京があっている人も多いと思いますので一概には言えませんが、私は東京で子育てをするのは大変そうだなと思っていました。私はやはり地方の方が落ち着きます。
そして東京に戻って結婚したとしたら周りに友達がいるわけでもなく、A君の両親は自営業で共働きだし、もちろん自分の親に助けてもらえないから子育ても1人でしないといけないな…とどんどん後ろ向きに考える様になっていました
そうはいってもすでに6年以上付き合っているA君と別れて、別の人とまた1から始めたら更に結婚が遠のく…と思っていました
結婚はしたいしA君は好きだけど、何のときめきも無いのに結婚するのもな…
と複雑な気持ちでいながらも
別れたら今迄の6年が無駄になってしまう
みたいに考えていたし、他に良い人がいるわけでもないし嫌いなわけではないからずるずる付き合っていました
まだ携帯が無かったのでいつも家の電話で連絡を取っていました
次にいつ会うかについて話していた時
「別れよう」
とA君から突然言われました
余りにも突然すぎて
冗談かな?
と思ったほどでした。
しかしA君は本気でした
とりあえず6年も付き合って来たのに電話で別れ話をするのは納得がいかなかったので、もう1度会うことにしました。
この時はA君が私の地元に来てくれました。
私は実家住まいなので、当然ホテルに泊まりましたが来た時からよそよそしく、極力接触を避けている様に見えました
A君が言うには
「俺は東京に住んでいて、周りの人を見ても30迄結婚する人はほとんどいない。俺もそう思っている。今結婚は全く考えていない。でもチョコミントは地方に住んでいるし、周りはそんな風に考えていないだろうと思う。このまま付き合い続けることはできるけど、もし30手前で別れたらチョコミントが結婚できなくなってしまうだろうって思った。だからと言って俺の中に結婚願望は今は全くないから結婚は考えられない。だから別れよう」
と言う事でした
前述したとおり、私ももうA君に対し何のときめきも無かったし、地元へ帰ってきて条件のいい人がいたらA君と別れてその人と付き合おう、とずるいことを考えていました
それなのにA君から別れを告げられて思ったことは
これだけ長く付き合ってきてまさか自分が振られるなんて
A君と別れるなら私から別れを告げたかった
でした。
もうこの時はA君に対する感情が、愛情なのか情なのかも自分でもよく分かりませんでしたし、お互いにそう思っていることもよく分かっていました。
それでもA君から突然別れを告げられたことを受け入れたくありませんでした。
続く
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