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「モラハラ夫」と出会うまでの話を書いてきますのでしばらくお付き合いください。
私は勉強ができないわけではありませんでしたが、すごくできるわけでは全くなく、上の下とか中の上くらいのレベルでした。
そして決して学校の勉強が好きではなかったため、中学生の時から
高校を卒業したら銀行へ就職しよう
と思っていました。当時大学に行く気が全くなかった私は、銀行に就職するために商業高校への進学を希望していました。しかし高校進学時に父から
「高校へ進学してから大学へ行きたくなっても商業高校からだと大学へ進学できないから、高校は普通科へ行った方がいい」
と言われ、親に逆らえなかった私は普通高校へ進学しました
実際は商業高校からも大学進学はできます。しかしやはり高校での学習内容が普通科とは違うので、履修内容により進学できる大学や学部が限られてしまう傾向はあります。
しかし高校に入学してびっくり
私が進学したその高校から高卒で就職する人は学年で1人いるかいないか…。ほぼ100％の人が大学へ進学するんです
私の学年で就職した人は1人でした。
同じ地区のもっと上位の高校は国公立大学への進学者が多いのですが、私の卒業した高校は国公立は少数で、ほとんどが私立大学へ進学するレベルの高校でした。
就職する人がほとんどいない学校だと、就職するのって本当に大変だと思います
高校に求人情報が来ないわけですから自分で探さないといけないのでしょう(詳しく調べていないのでわからなくてすみません)。だからもう必然的に進学することを選ばざるを得なくなります
騙された
と初めは思い、腹が立ちました
しかし高校に通っていると周りは全員進学希望なので、徐々に自分も大学進学を当たり前に思う様になってきました
そしていつも機嫌が悪い母親と一緒にいることに嫌気がさしていた私は
よ～し東京の大学へ行って4年間遊んでやる
と決意し、その気持ちを支えに受験勉強を頑張って
見事
第1志望の大学に合格し、東京での1人暮らしをすることになりました
しかし人生そう甘くはありませんでした
合格した直後、父は東京のその大学の生協に出向き「学生向け女子寮」を見つけて勝手に契約してきましたこうして
晴れて口うるさい親元(母)を離れて自由な生活ができる
と思っていた私の野望は簡単に打ち砕かれました
そうはいっても、人生で初めて親元を離れての1人暮らしが始まりました
私が強制収容させられた「学生向け女子寮」はご夫婦がやっている古いアパートで、敷地内にご夫婦が住んでいて、番犬2匹がいました
番犬は日中は犬小屋の前で繋がれていますが、夜は放し飼いになっています。
住人のことは入居して数日すれば覚えるので慣れてかわいいのですが、知らない人が敷地に入ってきたときは噛みつく勢いで吠えるので、本当に怖いです
この番犬がいることで学生が異性を部屋に入れない様にしているんです。
しかし寮とはいえ、完全に個人での生活なので自炊ですし生活は自由です。
ここでの生活は友達もできましたし、想像とは全く違い快適でした
しかし困ったことにお風呂が部屋になくて共同で…それはいいんですけど、1日置きだったんです。しかも完全1日置き
月・水・金・日・火・木・土・月…という感じです。これで何が困るかっていうとバイトのシフトを入れるとき、曜日で考えられないんです。バイトを探すとき
「毎週〇曜日は必ず入れます」
ということが出来なくて、バイトを決めるのに苦労しました
そしてやはりお風呂はできれば毎日入りたいし、せめて夏は毎日入りたいですよね
だからほとんどの子は1年か2年で寮を出てしまいました。
入学前に親が心配して勝手に決めてきて入居します。でも実際生活するとお風呂の不満が大きくて短期間で退去する人がほとんどでした。
私も2年末で、親を何とか説得してここを出て普通のアパートへ引っ越しました。
次回は大学時代の恋愛について書きたいと思います
懐かしいな～
当時は全く思いませんでしたが…経済的理由で進学を断念する人がたくさんいる中、親から大学進学を強く勧められてそれほど乗り気でないのに進学するって…。どれだけ恵まれていたかと思いますし、今は大学進学を勧めてくれてお金を出してくれた父への感謝の気持ちでいっぱいです
大学進学に伴い、4年間東京での一人暮らしをしたことは間違いなくその後の私の人生に大きな影響を与えました
続く
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