振り返ると、公立中学は、社会の縮図だった。
天才からバカまですべてそろっている。
わたしの隣の男子は中卒でラーメン屋に就職した。メニューの値段を覚えさせられていた。
一方で、一流都立高校へ行って東大に行った者も。
ただ、上澄みはすでに私立国立中学へ行っているので、中学で大学の数学まで終えているような天才はいない。
結局、受験というのは数学だという気がする。
東大にしても、文系でさえ、数学で80点(満点)近くをとれば、他が3割しかとれなくてもぎりぎりで合格する(らしい)。
数学は現実離れした美しいリクツの世界だから、あんなのが得意ということは、想定外だらけの現実世界への対応はうまくいかない。
それは政治家に任せ、官僚になってリクツで日本を支えるもらうしかない。
それはともかく、公立中学と違い、高校、大学、大学院はそれこそ上澄み近くの連中だから、面白くもなんともない。
公立中学は怖いのだが、関わらなければ、実に面白かった。
校門に棒を持った柄の悪そうな隣の中学が勢揃いなんてことも。
討ち入りだ。
さすがにバイクで校舎を走り回るほどまでは荒れてはいなかった。


