発展 | 研のゲイ術的生活

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研の平凡なゲイ的生活を(ときおりは赤裸々に)語るブログ。



「古代ローマの帝政期以降は男性間の同性愛行為がごく自然な性行為と見なされていた事もあり発展場としての役割もあった」



ということで、あのカラカッラ浴場は発展場でもあった。

皇帝カラカッラのセクシュアリティーは知らないが。

おそらく古代から中世、ルネサンス、近代、現代と常に発展場はあったはず。

『失われた時を求めて』のプルーストも、貴族オンリーの発展場でのぞいていたとか。あるいは、マルセルの友だちだったか、忘れた。

覗き部屋があって、他人の性行為をのぞく専門の人たちもいたらしい。ノゾキ専だ。

覗き部屋はスリリングである。シナリオのない芝居見物のようなもの。

ブログで、よく、発展サウナにおいて、他人がやっているのを見ているギャラリーというのを見かける。

で、ときどき手を少し出してくるとか。

そういうところは行ったことがない。これからいくこともないだろう。

大昔は、ヴィデオボックスというのがあり、小部屋に分かれていた。

左右の壁には穴が空いている。

あれはのぞくためなのか、何かを突き出すためなのかいまだに不明である、というか、今も、あんなまどろっこしい(?)発展場はあるのだろうか。

その穴からは、まず指が出てくることが多かった。

となりがやり始めたのでのぞいていると、ティッシュを丸めて穴に入れられ、見せないようにするケチな了見のやつが多かった。

東京ではバレそうな気がして、大阪、京都で入ることが多かった。慣れてくると東京でも入ってみたが。

もちろんモテないので、見るだけだ。30代のころ。

年齢制限があり、33、4、5才とか変な制限だった気がする。なつかしい。