タイのBLはたいてい大学生で、しかも、大豪邸に住み、ドイツ車に乗っている。
しかも外国車は日本で買うより数倍高いらしい。シンガポールでもそうだ。
だから、BL男子は本物の富裕層だ。
そんな現実離れした大学生ばかりを描写してどうするのかと不思議だ。
ところが、タイの本を読むと、男女のドラマも同じらしい。
富裕層の暮らしを見せ、夢を見させる、憧れさせるのだという。
それで、工学部に入り、金持ちになるなら、それはそれで社会の流動性を高めていることになる。
一方、台湾のBLは社会人ばかりで、大学生はあまりない。
高校生は2、3ある。
しかも、庶民ばかり出てくる。
と言っても、台北の庶民のマンションは東京の何倍も高く、億以下は少ない。
理由を聞いたが、誰もわからない、としか言わないのも不思議である。
東京のように、中国人が投資目的で買いまくっているからではないという。