人を見る目 | 周研のゲイ術的生活

周研のゲイ術的生活

周研の平凡なゲイ的生活を(ときおりは赤裸々に)語るブログ。

私のゼミナールは歴史がない。

たいていの教員は20代を超えている。

旧教養部なので、気が引けてしまい、始めるのが遅かった。

すべて面接して私が(時に学生とともに)選んできた。

人を見る目のなさには我ながら驚く。

また、学習能力もない。

どうしても外見や、調子の良い口調に騙されてしまうのである。

イケメンは地雷だと経験上わかってはいるのだが、つい入室させてしまう。

そして、とんでもないクズであることが判明し、むしろ、そのイケメンぶりが鼻につき始める。

そんなことを10年繰り返してきた。

ローマの名言




corruptio optimi pessima 

「最高のものが腐ると最悪になる」




を絵に描いたようだ。

また、口がうまい男子(下ネタではない)にも、入室後、苛立たせられることが多い。

先日、落穂拾いの3次面接(2回も面接に落ちた連中が受ける)があった。

よし、今回こそ、不細工な男子(女子はいない)を入室させようとも思う。

とは言うものの、不細工なら性格もよく協力的とは限らないのである。

不細工な上に態度が悪かったりすると、非協力的なイケメンと違い、取り柄がゼロだ。

目の楽しみにさえならないのだから。

定年前年にも、まだこんなことで頭を悩ませているとすれば、まことに悲喜劇も甚だしい。

TOEIC/ TOEFL やGPA は参考程度、実はどうでもよく、結局は性格の良さだ。

社会でも同じことだろう。

しかし、それをたった10数分で見抜くのむずかしい。

一部上場会社のように第6次面接までやれば、たぶん見抜けるだろう。