自覚を促す存在として浅薄なゲイというのは、陰気なナポリ人と同じぐらい稀である(と思う)。マイノリティーであることを自覚した瞬間、暗くなり、考える。高校について、大学について、そして人生について。ゲイほど、人生に、自覚的に、真剣に向き合った存在はいないのではないか(一部の能天気、楽天的なゲイを除く)。もしかしたら、普通の連中が無自覚的に生きているのに対する反省材料として、ゲイが存在するのかとも思ってしまう。本来は、ストレートも、人生について、結婚について、子ども、子孫、先祖について深く、自覚的に考え、それらを行うべきなのだから。