生地全体を染色する | レオタードのつくりかた

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先月は、新体操&バトントワリングの衣装製作を数着させて頂き、ようやく納品ができました(*^^)vぎりぎりで完成できましたが、両競技とも直前で開催中止になったようです(>_<)仕方がないとはいえ、そこに焦点を合わせて練習してきた選手の皆さんと支えているご家族の方を思うと・・・。モチベーションをさげさせないようにも、衣装製作は気合いを入れて進めていきたいと思っています(^O^)/

生地全体を染色する

さてさて、本題に戻ります( *´艸`)

最近の衣装は、染色ありきのデザインが大変多いです。参考資料としてご提供いただくイメージ画もほぼ染色があるものばかり(^^;)特に、海外の衣装は美術画のようです。

今回は、一般的に販売されている生地とは違った色合いを出したい時に、布用えのぐ(アクリル絵の具)を使って染色する方法をご紹介します。

 

今回は、「緑色」の生地を染色して、ダークグリーンのように暗めのグリーンに染める挑戦。既製品として販売されている「緑」の生地は、おりがみにあるような明るめの「緑」。ベロア生地ならダークグリーンのような色の生地はあるのですが、トリコットは見つけられませんでした。やはり染色しか方法がない・・・。まずは、筆を使って塗っていこうと思いましたが、ムラができてしまいボツ。エアースプレーも使ってみましたが汚い感じになってしまいボツ。染色粉を使って染めるしかないかーと思って、探してみましたが、なんとポリエステルは染められないとの表記(゜-゜)むむむ・・・。布えのぐを水で溶かして、生地をひたしてみようとなりました。

 

↑使用した布えのぐは、緑と黒。分量は目分量です(^^;)生地はあらかじめカットしています。(土台のトリコットと、スカートになるパワーネット)水は絵具に対し10%~20%と表記してありましたが、えのぐを計ることできますか?え~い、水も目分量(笑)ま、ほどほどってことです。入れすぎると薄くなるだけだし、濃すぎるとひたらないし、ってことで50㏄弱くらいです。えのぐは、3~4㎝くらい。黒はそれより少なめです。目指す色に近づけたら、えいっと生地をひたします。全部一緒で大丈夫です。生地量が多いときは、分けた方が良いかもしれません。その際は同じ色を出すため、分量をメモしておくと良いでしょう(^^)

↑ひたしました(^^) 数枚重ねてひたす場合は、しっかり染みわたるように生地をぎゅうと押し込んでください。  ※途中経過は、手がえのぐで濡れていたため撮影不可でしたm(__)m

↑干しました。2~3時間で乾きます。

↑こちらは、パワーネットですが、このくらいトーンが変わりました。

(左が染色した方、右は元の色です)

↑このような衣装になりました( *´艸`) ※まだ試合前なので、チラ見せですm(__)m

 

↓こちらは、別の衣装ですが、筆を使って影のようなものを描いている様子です。

最初は、失敗したらどうしようとドキドキしますが、だんだん慣れてきます(*^^)v

ハギレなどで、一度試し描きをして乾かしてみてから、作業を進めると良いです。水分量によりますが、乾くとだいぶ薄くなります。かすれ感を出したい場合は、ハギレに筆のえのぐをしみ込ませてから

、生地に筆を押し付けすぎないように描くと良いでしょう。思い切って、いろいろ試してみてください。あらー、あの色の生地どこに売っているのだろう・・・という個性のある衣装になるでしょう(*^^*)

 

↓今回使用した布用えのぐは、アマゾンで購入しました(*^^)v

↓単品でも購入可能です。

 

 

↓楽天市場でも同じものが購入できるようです。

 

 

 

 

3月は長女の進学のための引っ越しを済ませ、色々手続きをしながら、4月は新体操2着、バトントワリング3着(どちらも装飾まで)を製作。ノンストップで進めて完成。次は、中体連と学童に向けて衣装製作に入ります。がんばるぞー。