1、身頃の模様を縫う準備
パンツを縫い合わせたたら、再び型紙の上に生地を載せます。黒ペンでなぞった部分が、透けて見えるのが分かりますか?特に細かい模様は、この方法で型紙通りの場所にデザインを固定することができますので、ひとつづつ丁寧に模様を貼り付けてください。
↑後身頃です。
↑クリアファイルを使って、「仮止めのり」を塗ります。のりは、模様全体に塗る必要はないです。先端はしっかりめに縫って、あとはところどころで大丈夫です。模様全体に縫っていると、あっという間に「仮止めのり」を1本使い切ってしまいます(^^;)
↑直接手で貼っていると、だんだん指がベタベタしてきて作業がしにくくなるので、ピンセットを使うと良いでしょう。
↑後身頃を貼り終わりました。
↑前身頃を貼り終わりました。どちらも、30分ほど乾かします。(乾くと、少し固くなります)このあと、待ち針で留めていきます。しつこいようですが、この「待ち針留め」は裏地がある場合はとても重要です。表面の生地(肌色のパワーネット)には、「仮止めのり」でしっかり固定されますが、裏地までの接着は弱いので、縫っている間にズレてくる可能性があります。そうなると、ストレスになります。縫いなおしは面倒なので、下準備は時間がかかっても入念にしておいたほうが良いです。どのみち、待ち針で留めるなら、「仮止めのり」はいらないのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、待ち針だけだと複雑な模様になればなるほど、縫っている間にズレが出てきます。(デザインに曲線が多ければ、生地を回す回数が増えます)このズレを少しでも軽軽させ、きれいに仕上げるには「仮止めのり」と待ち針の両方が有効です。初めての方には、この方法をお薦めします。肌色パワーネット以外の部分は、「仮止めのり」のみで大丈夫です。
☆この時期ならではの、布の引きつりを直す方法を伝授(^^)v☆
この時期、特にコロナ禍の影響でもある今年は、特に手の乾燥がひどくありませんか?そう、手がカサカサしていると、生地が指に引っかかる(T_T)ん?指が生地に引っかかるか?どちらにせよ、裏地のような繊細な生地には特に、引きつりみたいなものができてします。
↑そう、これ。(天竺という生地は本当に繊細)これを直す方法!!
↑縦に、少し強めに引っ張ってみてください。ひきつった部分が、ぷつっと延びます。
↑ほとんど、目立たなくなります(*^^*)
ただ、同じ指でまた生地を触ると、また引きつりが。その前に、これ。指サック↓
↑こちらが、大活躍してくれます。100円ショップにもあります。親指なら、L。人差し指・中指ならMといったところです。これを、両手に付ければ問題なしです。私は、特に乾燥がひどいので必需品です(*^^*)
新体操レオタードの作り方⑫~パンツ・身頃の縫製3~につづく
つづくは、何番までつづく・・・