新体操レオタードの作り方⑩~パンツ、身頃の縫製1~ | レオタードのつくりかた

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1.縫製の前の下準備

まず型紙のデザインを黒マジックでなぞります。(前・後身頃両方とも)理由は、のちにわかります(^^)

↑パンツ部分を、貼り合わせます。(マスキングテープが良いです)

2.パンツを縫い合わせる

↑型紙の上に、見頃を載せます。パンツに「仮止めのり」を塗ったら、身頃に貼り合わせます※「仮止めのり」→スティックグルーについては、新体操レオタードの作り方⑦でご紹介しています。

(生地の下に、型紙があります)

↑型紙の上で貼り合わせる作業をすることによって、仕上がりのズレを防ぎます。貼り合わせに「仮止めのり」を使用していますが、ここではこのあと待ち針で留める作業をしてください。裏地までのりが浸透していないと思うので、あとでイライラしないためにも、ここはしっかり留めておきます。

(待ち針で留めたあとです)

↑今回使用する糸はこちらです。上糸・・・レジロン、下糸・・・ウーリーロック、どちらも伸縮性のある糸です。ウーリーロックでなくてもできますが、下糸調整をよほど工夫しないと、着脱の際に縫い目が切れやすくなると思います。

↑いよいよ、ミシンの前に座ります。ここで、アイテムの登場(^^)トレーシングペーパーの切れ端を準備します!これは、何に使うかというと、縫い始めの返し縫いをする際に補強として布地の下に忍ばせておきます(^^) 薄ーい薄ーい生地なので、折り返す時に百発百中で生地がヨレます。キッーとなりますが(笑)これを入れておくと、スムーズにいきます。縫い終わったら、びりッと破けば良いです。

↑縫い始めます。ジグザグ縫いで、2.8~3.0ミリくらいが良いです。初めての方は、3.0ミリが良いでしょう。※ミシン針は、#9薄生地用を使用します。

↑縫い終わった裏側です。

↑ビリッと破きます(^^)v

↓パンツの縫い合わせは、安心のため私は2重に縫っています。

↑二重に縫った様子です。

↑縫ったあと、どうしても縫い代のあまり部分が出てしまいます。気にしなくても良いのですが、すっきりさせるために切ってしまいます。

前身頃、後身頃、それぞれにパンツを縫い終わったら、次は見頃の模様の縫製に入ります。

↓糸調整の参考です。(今回縫った縫い幅です) 

 

↓今回使用したミシン針です。

↓この場を借りまして、我が家の相棒のミシン達のご紹介です。左が模様縫いもできる家庭用ミシンです。(JANOMEMemoryCraftH8800)右はロックミシンです。(ふちかがり専用のミシンです)こちらは持っておられなくても大丈夫です。(作ったレオタードを売り物にしたい場合は必要かと思います)

我が家はこの他に、刺繍専用ミシンとカバースティッチ専用ミシン達がスタンバイしております。全部ジャノメさんです。昨年末、そろそろ家庭用ミシンをバージョンアップしたいなあと思っていた矢先、買い物に出かけたショッピングモールでばったり。ジャノメさんの販売ブースが目の前に。前のミシンもこういう出会い方だった。その時の担当さんは、転勤されていましたが、またまたミシンの天才のような店員さん(男性)が、熱心に説明をしてくださいました。本当は、工業用ミシンを置くのが夢でしたが、作業上私は直線以外にも使用したいので、家庭用ミシンでより馬力のあるものに。今までのは、下糸の自動カッターなんてなかったし、何かと糸調整が難しかった。ウソのように進化したミシン。でも、やはりそこそこのお値段。そして、本当はロックミシンも3本から4本にしたいと思っている(>_<)うー。2台も同時に変えるなんて贅沢だよなー(>_<)もう少し我慢しようか・・・。その場でダンナに電話で相談し、家庭用ミシンの購入はOKが出た。帰宅後に、2台同時だともう少し安くしてもらえる話をしてみたら、半ば諦めて「買えば?」と。やった!!気が変わらないうちに、すぐジャノメさんに電話。で、この2台は、今では良いコンビでお仕事をこなしてくれています!(^^)! ジャノメさんは、地元に支店があるので、メンテナンスにも来てくださいます。このコロナ禍で、ミシン業界は多忙だったらしいです。あー、マスク作りだな、きっと。需要が上がったのですね。

ミニオン達に見守られながら作業をしています。黄色の者達を見ていると、とっても元気が出ませんか(*^^*)ところどころに、ショーンも混ざる(笑)

 

新体操レオタードの作り方⑪~パンツ、身頃の縫製2~へつづく

 

 

 

↓103番はベージュ色です。この色を持っておくと便利です。レオタードの下糸はこの色で良いです。