新体操レオタード生地の裁断その4
1.パンツの裁断
パンツは簡単です。生地の向きを確認したら切っていきます。(よく伸びる方向を縦にします)
2.模様の裁断
ここからは、生地に模様を写し取る作業から行います。今回は、濃い色の生地でレオタードを製作しますので、鉛筆で書いたものをそのまま写し取りますが、もし白い生地や、薄い色の生地を使用する場合は、チャコペンを使用して別のトレーシングペーパーに1度写してから行ってください。(最後の写真のように)鉛筆の色が表に浮き出てしまう可能性があります。このまま写しとる場合、下書きの線があまりにも薄い時は、もう一度鉛筆でなぞる必要があります。薄いと転写がうまくいきません。
↑こちらは、おもてです。この型紙を裏返します。そして、生地の裏側に重ねます。
↑生地も裏側。型紙も裏側です。
↑模様を上からなぞっていきます。要は、転写をしていることになります。私は、ネイルに使うペンを使って、なぞっていますが、なければ何かで代用してください。ボールペンの後ろでも大丈夫です。トレーシングペーパーがやぶれないように、丸めのものを使うと良いです。型紙つくりにトレーシングペーパーを使用したのは、この作業をラクにするためです。透けて見えるので、書き写しやすいのです。
↑年季が入っていますが、こういうものです。
↑写真は見づらいですが、なぞったあとが残り、どこまで写したか分かります。
↑別のトレーシングペーパーに、チャコペンで書いた様子。鉛筆あとがどうしても気になる方も、この方法で、別のトレーシングペーパーに書いてから、転写すると良いです。別のペーパーにうつす側は、おもて側です!!型紙の裏側で書いてしまったら、切ったあとにオーノー逆じゃん!!となります。
↑このように白い線で転写されます。
↑チャコペンです。時間が経つと消えるタイプは、転写ができないため、使用できません。
↑写し取ったら、余裕をもたせて周囲をぐるりと切ります。生地が長いままだと切りにくいです。(写真では、写しとった線が非常に見づらいですが、実際には十分に見えています。
↑生地を回しながら切ると、切りやすくなります。
↑丸みのある部分や角などは、糸切りはさみなどで切ると良いです。
↑前身頃の模様を切り終わりました。
↑後身頃の模様を切り終わりました。1箇所、間違えて切り落としてしまいました(>_<)えい、もう片方も切ってしまえ!!ま、なくても大丈夫そう。小さいことは気にしない(*'▽')
さて、いよいよ縫製に入ります。新体操レオタードの作り方⑩へつづく