新体操レオタードの作り方②~型紙つくり~ | レオタードのつくりかた

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新体操レオタード型紙つくり(袖なし・丸首)その1

1.型紙をうつしとる準備

私の場合は、元の型紙をトレーシングペーパーにうつしています。トレーシングペーパーの利点は、紙自体が薄いので、元の型紙の上に重ねてうつしとることができる事です。ずれていても、すぐわかります。そして、このトレーシングペーパーにしかできない秘策もあります。(のちの製作過程に出てきます)

 

100円ショップで購入できます。(置いてある店舗とない店舗があります)A3サイズは必須です。A4は、なくて大丈夫です。1着つくるのには、だいたい1袋(10枚入り)を使います。念のため2袋準備しておくと良いです。

トレーシングペーパーを必要な大きさになるまで貼り付けて準備します。ここで「存じ上げませんでしたわポイント」トレーシングペーパーは、水のり、セロテープ、スティックのりでは貼らない。テープのりか、両面テープがお薦めです。なぜかというと、水が含んでいるタイプの糊で貼ると乾いたあとにシワができます。しかも、わりとシワッシワ(笑)私は、テープのりオンリーです。

※「存じ上げませんでしたわポイント」は今後もちょくちょく書いていきます(*^^*)これは、わが県のとある番組内で出てくるワードです。地元の方ならすぐわかります(笑)失敗しないように先回りしてポイントを教えます。

2.型紙サイズの見極め

採寸した数値から、どのサイズの型紙をうつしとるかは、まずトルソーで見極めます。バスト、ウエスト、ヒップはあとから補正します。トルソーが115㎝だと、だいたい130サイズの線になります。これは、型紙の前・後を平置きして、メジャーで直線距離を測るとわかります。近い数値のサイズで作るとよいですが、各サイズの差が案外あるので、中間あたりの数値なら悩みます。(140サイズ→トルソーは124cm)130サイズと140サイズの間なんだよなーという場合(例えば120cmだったとする)バストとウエスト、ヒップの数値をみて、よりどっちに近いか考えてみて、あとは体の成長具合を考える、この衣装をいつまで着ることになるのかを総合して考えてみます。おそらく小さめに作ることは選択はされないと思うので、大きいほうにして股の部分を短く書き直してしまうと良いです。もしくは、小さめにして書き足す方向でも良いです。ただ、その場合は股ぐりも一緒に書き直さないとなりません。ハイレグになるかブルマー状態になる可能性大。でも大丈夫、型紙にはだいたい100サイズ~150cmくらいまでが展開されていますので(1サイズ限定の型紙でなければ)、中間サイズなら上のサイズと下のサイズの中間に線を引いてしまえば良いです。これで、だいたいはいけます。

※色々書き込んでありますが無視してください。(私の暗号的なものです笑)

3.型紙の補正

さて、見極めが済んだら、次はバスト・ウエスト・ヒップをみます。トルソーのサイズに合わせた線で書いてしまっても良いですが、やはりレオタードを着た時に余りがあると体の線がキレイに見えません。せっかくなら、ピッタリサイズで作ってあげたいので、ここで補正してしまいます。トルソーは140サイズなんだけど、横は130サイズなんだよなーということがわりとあります。そのいう場合は横は130サイズの線にしてしまいます。肩とのラインに差が出てしまいますが、そこはフリーハンドで線を書いてしまいます。型紙の線を見よう見まねで書いて大丈夫です。袖をつけないので多少のことは問題ありません。

型紙はたいてい、半身の状態ですので採寸した数字を4で割らないとなりません。4で割ってみて、近いサイズでとります。ここで注意しないとならないのは、4で割った数字に忠実に近づけることです。例えば、4分の1の数字から0.3ミリ誤差を出してしまえば、仕上がりサイズには1.2cmの誤差が出てしまいます。0.2ミリでも0.8ミリとなります。ピッタリ作るにはここの調整がミソとなります。

4.スカートをつける位置

スカートを付ける位置は、衣装つくりの中で一番こだわりたい部分です。着た時の見え方が違ってきます。最近は、ウエスト部分より下につけるパターンが流行しているようです。(ヒップハング気味?)確かにスカートの長さがより短い方がすっきりしては見えます。衣装全体のデザインにもよりますが、既成の型紙のウエストラインを測ってみて(脇の下から何cmあたりか)、実際に本人にあてて確認してみると良いでしょう。私が現在使用している型紙では、ウエストラインは1cmくらい下げ気味にしています。もうひとつ、ウエストのアーチ部分ですが、私の場合はあまりアーチにならないように補正しています。極端にいうと、右脇→へそ→左脇が直線に近いくらいです。なぜかというと、スカートじたいタイトに近いくらい細めて作るので、アーチが強めだとスカートが突っ張るお子さんが多かったからです。背中側も同様です。ほぼ、直線に近いほうが失敗は少ないです。

前身頃です。130サイズくらいから、へそに向かってアーチ状に線が入っています。ここを、より平らににする感じです。

後身頃です。うしろは、結構アーチ状に線が入っています。こちらも、背骨に向かって平らにしてしまいます。スカートの引きつりなどの問題を軽減させる方法です。

 

新体操レオタードをつくる③につづく 次は型紙を切っていきます。

 

パソコン操作が達者ではないので、ゆっくり進めていきます。