独身の頃は
色んなところを一人で探検するのが
好きだった
(お金をかけないが基本)
森に行っては
のんびり本を読んだり
小説を書くのも好きだった
そして
映画の試写会をチェックしては
よく足を運んだ
季節の変わり目には
気に入った服を1枚買って
流行りの髪型に似せては
セットに時間をかけた
それがいつのまにか
髪型や服装は自分の外見じゃなく
安全で動きやすいことが基本になり
食事は自分の食べたいものじゃなく
栄養を優先したものに
読書は
寝る前の絵本になり
映画は
感動ものからアニメへ
背中にも胸にも膝にも両手にも
いつも子供たちが絡まって
次から次に「お母さん、お母さん」
やりたいことには集中できない
自分のしたいことは
全て後回し
頭の中はいつも
自分以外のことでいっぱい
ご飯したく お弁当作り 洗濯
ゴミ出し 服の着替え 学校の準備
まるで戦争のような朝
次に考えるのは
夕食のメニューに
仕事を終えてからのお迎えコース
それぞれの学校の行事や
それぞれの活動
今日は何があったか
明日は何があるか
何から先に
済ませたらいいのか
今日は何時に寝れるのか
12時?1時?やっぱり2時か
やってもやっても
終わりが見えない
それでも次の日はまたやってくる
あれから30年…
今となっては
仕事の合間に好きなことをやって
思う存分本も読めるし文もかける
それなりに楽しんではいるけど
本当に楽しかったのは
子供たちが傍にいる日々の方だったと
過ぎてから気づく
だから
忘れないでおこう
「おかあさーん」と両手を広げ
飛び込んでくる笑顔を
目が合うとにっこり笑った
まだ歯がない口元を
涙を拭いてくれた
小さな手を
草原で摘んでくれた
シロツメクサの白さを
私を探して小さく
手を振ってくれた教室を
応援席を振り返りながら
走っていた自慢の運動靴を
プレゼント♡とこっそり持ち帰った
給食のデザートを
大好き!と書いてくれた
お手紙の文字を
「世界で1番」
というフレーズを
怒っても泣いても
私を全部許してくれた
子供たちとの日々を
忘れないでおこう
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