歩くこと | まろンスの神様

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南プスより愛をこめて。いざ!ライフワークミュージック!

かつて歩く事は、どちらかといえば嫌いだった。
腰痛もあったのでとにかくけったるいと思っていた。

現在は、毎日1時間歩いている。
最初はリハビリの為に仕方なしに(笑)歩いていたが、
色々気付かないことに気づけて面白味が出て来た。

例えば農家の無人販売所の看板。

『おいしい農家のお米あります』

この文言が書かれた看板が二枚続きで置いてある場所があるんだけど、
通るたび考える。

おいしい、で区切らずに読むと
まるで農家が『ニヒヒヒヒ』とオイシイ思いを堪能しているかのようだ。
そんなに儲かっているのか。
そう問いかけたくなる。

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リハビリルートはなるべく静かな道を選ぶ。
田舎なのであまり心配いらないのだが(笑)
幹線道路沿いだとうるさいので避ける。

枯れた畑の目立つ道を歩き進めれば、裸になった背の低い木々が集まる場所に差し掛かる。
そこには名前も知らない鳥たちの巣になっていて、ピーチクパーチクまぁうるさい。
やかましいったらありゃしない。
しかし心地よいやかましさ。
今日もうるせえな君たちは。
ナゲットを飼っているせいで鳥に反応するようになってきてしまった。
自然と鳥界に近づきたくなってしまう(笑)


地面をよく見ながら歩けば、何かの小さな種が落ちている。
おそらく鳥たちが食べた実の証だろうか。
その種を杖で飛ばす。
(だいたい空振りw)


暖かな陽射しの中に景色があるだけの静の空間。
私を無視する猫。
農家の看板、道端に散乱する種。

今だから見つけられたのだな。