誰もが知る高配当株の雄・日本たばこ産業(2914)の株価推移、配当、利回りについてご紹介します。

※以下、JTと表記します。

 

JTの配当利回りは2022年11月2日執筆時の終値と1株あたりの配当金合計から計算すると6.71%です(1株当たり配当金188円÷株価2,800円)。 東証プライム銘柄の平均配当利回りは2.32%(日本経済新聞社)のため、平均よりかなり高い利回りです。

 

 

  配当金は188円

JTの年間配当額は188円。100株持っていたとすると年間18,800円(税引前)もらえることになります。

先日の増配発表により、非常に魅力的な配当利回りとなっています。

 

株予報Pro様より

 

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=2914

 

配当利回りが非常に高く、高配当銘柄を語る際には避けて通ることができないほどメジャーな企業と言えます。

 

 

  配当性向は73.4%

JTの配当性向は73.4%。

 

東証プライムの市場平均は30%前後なので、平均の2倍以上です。増配余力はそこまでありません。

 

昨今のたばこ離れと外国為替の影響で本業での儲けが目減りしており、配当性向が高まってきていることが若干懸念されます。

 

減配による株価下落を起こさないためにも、利益を増やして配当性向も健全なレベルにまで下げてほしいところです。

 

株予報Pro様より

 

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=2914

 

 

 

  JTの株保有メリットは高配当・安定性

JTは株主還元を重要視しており、配当についても若干の増減はあるものの高い利回りを維持し続けています。

 

さらに昨今の利益性の低下は認められるものの、盤石なビジネスモデルを保持しており、海外売上比率も順調に拡大しており、経営については何の問題も見当たりません。

 

こうした安定感が高配当狙いの投資家からの熱狂的な支持を集めているものと考えられます。

 

配当性向の高さが若干気になりますが、よく比較される他社と比べてもその魅力がわかるかと思います。

 

 

  まとめ

お伝えしてきた通り、JTは高配当狙いの長期保有としては非常に魅力的な企業だと言えます。

 

現在の株価(2,800円)も、一時期の4,000円超えと比較すると買いやすいゾーンなので、積極的に購入を検討してみてはいかがでしょうか。

個人的に懸念するべき点があるとするとロシア事業の比率がやや高いので、これを嫌気される方はポートフォリオの見直しが必要かもしれません。

 

下記チャートからわかるように、ここ数年は2,000円~3,000円のボックス圏内を推移しています。直近の上昇により買いにくい状況ですが、配当利回りはかなり高い水準です。

 

(ちなみに私は2,100円以下で買い増しの方針です。)

 

(過去20年間チャート)