コピペ | サブランドへの航海図

年末に社員向けに送ったメッセージです。


転用します笑


12月も最終日です。今年も本当にありがとうございました!そして、いつも頑張ってくれて本当にありがとう。心から感謝しています。みんなの頑張りがなければサブライム自体がなく、今後も存続出来ないと思います。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございます!


サブライムを創業したとき僕は23歳でした。軽トラを友達と改装し、和歌山から東京にノンストップで運転してきました。ナビも付いていない軽トラだったので、降りる高速の出口だけ頭に入れ、早くこの軽トラで商売がやりたいと思い、高速を飛ばしてきました。


お金はなかったですが、思い返してみればとても楽しい時期だったと思います。


高速で雨に打たれ、東京に着いたときには軽トラのカウンターが雨で水気を吸い込み歪んでいました。なので、それからまた自分達でカウンターを作り軽トラを改装しました。当時は、そのカウンターを作る為に使う「インパクト」という道具も買えなかったので、三鷹にあるジェイマートというところでインパクトを借り、2メートルのカウンター用の木を購入し、バイクに乗せ、警察署の前を横切りながら2ケツでその木を運びました。軽トラは当時の創業メンバーの「こば」のアパートの空き地に置いていました。


こばは当時大学生で、このアパートの空き地で軽トラの改装(修復?笑)を行いました。


早く商売を始めたかったので、朝9時から改装を行う予定でそこに向かうのですが、こばはいつも寝ているんです笑。そいつを起こすことから一日の仕事が始まります。


当時、屋台を出店する吉祥寺の第1ホテルの場所は抑えていましたが、屋台の改装をするまでは商売を始められません。屋台を改装し、今度は椅子や机を作らなければなりません。椅子と机の設計図を簡単に描き、ジェイマートで採寸し、木を切り、その為にまたバイクで木を運び笑、今度は第1ホテルで椅子やテーブルを作っていました笑。


椅子とテーブルを第1ホテルの空き地で作っているとき雨が降ってきました。そこで気づくわけです。「あ〜、屋根作んないとなと。」と笑。


またジェイマートで木の柱を買って、バイクで運ぶわけです笑


その後、ビニールシートを買って屋根を作るわけです笑。はっきり言って雨漏りだらけでした。とりわけ風がきつかったです。台風の時なんか悲惨です。ビニールシートが飛ばされてないんです笑。いわゆる修繕費発生ですね笑。ホテルからもクレームの電話をもらいました。


また、屋台、いわゆるほぼ外なので当然インフラ、いわゆる水、電気、ガスなどの設備がありません笑。


水はホテルの寿司屋から200リットルのタンクに営業前に温水を入れてもらいます。営業終了時には冷水になっています笑。電気はホテルの電気を借ります(もらいます笑)。ガスはプロパンガスを安く譲ってもらいました。


これでなんとかオープンまでこぎつけました笑。まあ、無理やりでしたね笑。その屋台でもやしを炒めるわけです。390円。高いですよね笑。けれど売れました。


店もなければ、雨も凌げない、風も凌げない。冬は寒い。夏は暑い。けれど、なんとかなるもんだなーとそこで気づいたわけです。


この状況下でお店が成立するなら、どこだって、なんだって成立するなと笑。


水の残量を確認して、洗い物をするわけです。電気の使いすぎを気にして営業するわけです。外です。冬は寒いんです。夏は暑いんです。雨漏りするんです。屋根が吹き飛ぶんです。お水を100円で売ってたらクレームが入るんです。だって、タンクの水は使えないからミネラルウォーター買うしかないんです。


それでもお客様は来てくれるんです笑。


こんな寒くて、雨漏りしてんのになんで満席なんだよ笑。どんだけドMなんだよーなんてことを思ってでも嬉しかったなーなんてことを思い出します。若さってのは何事にも変えられないパワーがあるなと気づくわけです。


その次の店も二段ベット設計して作りましたからね笑。当然帰れない日もあるわけで、そこで寝泊まりをするんです。いま、スペインにいるしんやなんてそこに1年くらい住んでましたからね笑


僕の作ったベットで笑。何回か寝ぼけて落ちたので落ちないようにまた改造するわけですよ。


インパクトの扱いと木を積んだバイクの扱いはもう慣れましたから。あとは、天井を抜いたり、床を張ったり、床の色を塗ったり、壁のジョリパットを塗ったり、お金ないから自分でなんでもやるわけですよ笑。


で、いまこういう話をなんでするかと言ったら、


「みんな、やろうと思えば何でも出来るよ!」


って話をしたかったからです。


およそ店と呼べない店で利益を出し続けて来ました。夏なんて1ヶ月80万ほど利益出るんですよ。小さな屋台で。そこからいまの規模になりましたし、はっきり言ってみんなとなら、1000店舗くらいはすぐに達成出来ますよ。世界をワクワクさせるためにはたくさんのワクワクするお店を作ることが大事で、そこで働く仲間がワクワクしていないといけないなと思っています。僕はサブライムグループが世の中に存在することで、そこで関わる人が少しでも楽しくなってくれれば良いなと思っています。それがサブライムの意義かなと。


人間の可能性は無限にあり、しかし人生は有限です。人生が有限だからこそ、人生は輝く。みんなと一緒にサブライムグループを後世に残る作品にしたいと思っています。


独立したい人は独立したら良いし、ずっとサブライムにいたければもちろんいて欲しいし、子会社の社長やりたけばやれば良いし、やりたいことが見つかってサブライムを辞めるならもちろん応援したいし。だからと言って絶対に嫌いになったりはしないし。自分の人生を精一杯謳歌してほしいと心から思っています。


僕は仲間であるみんながサブライムを選んでくれたことを本当に感謝しています。


だからこそ、サブライムグループを世界をアッといわせるようなグループにしたいと思います。


そういう作品をみんなで作れたら心底幸せです。


今年も本当にありがとう!また来年も会社の成長にフルコミットでいくので、これからもよろしくおねがいします。


やるぜ!