ある国の ある店の ある従業員の話
とてもとても良い話だったので共有します
スペインのサブライムに夏から入ったベネズエラ人の18才の男の子がいるけど、彼の国は政治が独裁政権で、前大統領チャベス死後荒れに荒れてハイパーインフレが起こり物資も枯渇して今ではトイレットペーパーさえも買えない状況で国民の多くが海外に移住、又は不法移住している状況です。
18才の彼にはパイロットになりたい夢があり学校に通ってましたが、母国の不安定な状況を見かね単身スペインに渡る決意をしました。
その時17才です。
何のコネもない場所での新生活は17才の彼にとってとてつもなく不安なものだったと思います。がそんな逆境も彼の持ち前の愛嬌と人当たりの良さで、最初は非合法ながらも路上でビラ配り、キャッチのバイトを見つけ非合法&低賃金&社会保障無しの中なんとか生計を立てていく術を見つけました。
一時期サブライムの隣のバルのキャッチをしていた時、「若いのに何時も明るく頑張ってる少年がいるな」と思った俺は「良かったらうちで働いてみないか？」と打診してみました。
もちろんその時の彼にとっては願ってもないチャンスで即採用が決まりました。
その時から早4ヶ月、今ではパイロットになることは諦めたものの、今は平日の昼にプログラミングの学校に通いながら
夜にサブライムで働き、これから週2ー3回のペースで英語のクラスを受講する予定です。
全て17才の彼が彼自信の決断で決めてきたことで掴んできたチャンスです。
彼からは日々沢山の事を学ばされてます。無限の可能性に溢れています。
世の中にはこういった夢や希望で溢れた若者がたくさんいます。
恵まれた環境で育った俺に出来ることは、こう言う若者に機会を与え、可能性を最大値化する手助けが出来るような存在になることなのかなと俺も北岡くんと同じく思います。
どんな事業をするにせよ結局は人が造り出すものだから、造り出した人についてくる人がいないと成立しないし、成功の多くはその造り出した人の人間的魅力に依るところが大きいんだと思います。サブライムはまさにそうですね。
俺も話しが脱線したけど俺もまだまだ発展途上やと思うからこれからも同じモチベーションで自分を鼓舞しながら自身の魅力を最大値化していこうや！
いつか同じ環境で働ける機会があることを楽しみにしてるよ！