私が家を出てから初めて、春夏秋冬1年を
通して実家に帰り様子を見る事が出来た✨
記録に残しておこうと思う。
2023年春
父の介護疲れ、母の気力が無くなりかけ、
一時はどうなる事かと思ったけれど、
母の様子がとても良くなってくれて、
今はひと安心😊
結婚記念日の旅行も出来たけれど、歩く
事が不安で車椅子に頼る状態。
家族水入らずで食事も楽しめた。
2023年夏
暑さが厳しく、様子が気になり帰省。
歩くのが怖いと言いながらも、押し車で
お墓参りと氏神様のお参りに行けた。
数年ぶりの参拝で、健康を祈って神様に
手を合わせた。
2023年秋
介護認定の更新の時期で、父の不安があり
サポートする為に帰省。
今回の帰省で、母の様子が大きく変化。
私が帰ると両手を広げて抱きしめてくれた。
会話も増えて、寝たきりにならずに
自主的に自分の身体の為に動こうと
するようになってくれていた。✨
ダメ元で送った運動器具が、母自身が自分の
脚が楽になる事を感じで動くようになった✨
やり始めて2ヶ月たった様子。
背筋を伸ばし、足運びも軽快になっていた✨
毎日の散歩も、嫌がる母を励ましながら
出来るだけ休まずに連れ出してくれた
父の努力と母の自主的な努力の成果✨
他にも、お友達や母を慕ってくれる方々や
ケアマネジャーの方、訪問看護でケアをして
くださっている方々、母に寄り添って下さる
皆さんもいてくださったお陰✨
母がうつ病だと診断されてから色々学び、
治る病気と知り何とか早く治さなければと
焦り、母の意思を聞かずにあれこれ
先走ってやってきていた事に気がついた。
先生や看護師さんに言われたから…
専門書やインターネットで学んだ知識や
経験した方々の話を聞いたからと、
色々やってみたり試してみたり…。
いつの頃からか、母が話をあまりしなく
なったのは、自分の気持ちを言っても
無駄だと諦めたからではなかったか…と、
母が自分の意思で動き始めた様子をみて
やっと分かったので、母に詫びた。
帰りに大笑いしている龍の置物をもって
もらい、写真を撮った。
とっても良い表情。
この調子で、更に元気になってもらいたいと
欲が出てしまった。
2024年冬
2月に私達が別府の主人の実家に帰る為、
一緒に行けるか母の状態確認と意思確認を
する為に帰省。
雪が降り足元が不安定な中でも初詣へ。
春には車椅子に頼っていた母が、自力で
しかもかなり急な坂を手すりと杖で自ら
祭壇の前まで歩いて行けるようになった。
目もパッチリ開けるようになった。
目力もあって元気だった頃の表情に戻った✨
2泊３日の間に、それぞれの思いを正直に
話してもらった。
母は自分の今の状態を考えると九州まで
行くのは難しく、父も行きたい気持ちは
あるけれど、元気になってきた母を施設に
預ける事は出来ないから諦めると、自分の
意思で決めてくれた。
それぞれ自分の意思で決めたので、後悔の
ない選択が出来てひと安心。
今回忘れられない思い出が一つ。
母のお風呂のサポートをする為に一緒に
お風呂に入った時に、湯船に浸かっていた
母が一緒に入ろうと言ってきた。
自分の膝の内側に座るように言われて
入ると、お風呂のお湯がザーッと流れて
昔一緒に入っていた頃を思い出した。
母は、私の背中にお湯をかけながら、
背中を優しくポンポンと叩いてきた。
母の優しさが戻ってきた事が嬉しく、
泣いてしまった。
母の温もりを感じながら、子供の時の
ように湯船に浸かりながら昔話など
おしゃべり出来たのは嬉しかった🥰
帰る前に、1枚写真を撮ろうと言うと、
母が手を繋ごうと言って撮った1枚。
「お父さん、ありがとう」と言っていた💕
20代の頃に家を出てから、これだけ実家に
帰ったのは初めて。
これが出来たのも、理解してくれる主人が
いてくれたお陰✨
母の事を諦めなかった父
父の事を信じてついてきた母
夫婦で乗り越えてくれた‼️
そして家族の絆がより深まった春夏秋冬✨
昨日誕生日を迎え83歳になった父は、
何となくではなく、ちゃんと良くなったと
言えるほど回復した母と一緒にいられて
幸せな事だと言っていた🥰
母が良くなる事を信じて貫いた父が
いてこその幸せ✨
2019年の夏頃から様子が変わり、
ここまでの4年半…
弟とのLINEの内容や、毎日のように
書いていた日記を読み返し、こんなに
色々な事があっても乗り越えられたんだと
改めて感謝✨
今年は、父と母にとってどんな年になるか…
幸せであって欲しいと願う🥰