半夏生の頃 | プーの丘日記:詩への旅

プーの丘日記:詩への旅

古稀を境に前立腺癌(ステージ4)の手当てに専念し、葡萄の自然栽培から撤退することになりました。余生を詩を探す旅に出かけることにします。ジャンルは問いません。俳句からポップスまで。

半夏(カラスビシャク): 柄杓の形をした草で烏が弄ぶに丁度の大きさです。

この半夏が生ずる頃が田植えを終える頃と重なる。農家は一息入れる。梅雨も終盤で

ボンヤリしていると炎天の夏が始まり(小暑)、田植えの適期を逸することになる。

 

同じ頃に咲く草花に半夏生=半化粧(ハンゲショウ)がある。水辺を好み、葉の表面に白ペンキを

半分散らしたようなユニークな草花で、葡萄の花穂のように細長く突き出ているのが花です。

大分市のある団地の丘の斜面に開発から取り残された沼地を利用して半夏生を育てているグループ

があります。ずいぶん広い面積を誇り、手入れも大変でしょう。献金をしてきました。車で15分。

 

人哭き蛙歓喜の半夏雨(ひとなき かわず かんきの はんげあめ)   まろ

 

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